自分の体の声を聞いてみよう

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女性であればきっと一度は聞いたことがある「基礎体温」。基礎体温を測ると自分の妊娠力がわかるってホント?ちょっと面倒そうだけれど、測った方が良いのでしょうか?今回は基礎体温からわかる体質や健康状態について、そしてそれが妊活にどのように役立つのかについてまとめてみました。

■ 基礎体温とは?

基礎体温とは、生きていく上での必要最低限のエネルギーを使っている時の体温のことで、一般に言う体温とは異なります。体が最も安静な状態の時、つまり朝、目覚めてすぐに寝たままの状態で測ります。通常の体温計ではなく基礎体温計を使って測り、基礎体温表をグラフにしていきます。

■ 「高温期」と「低温期」とは?

生理周期は、「月経期」、「卵胞期」、「排卵期」、「黄体期」に分けられます。月経期から排卵期の初め頃までを「低温期」、排卵期から黄体期までが「高温期」です。人によってもともとの基礎体温が違うので一概には言えませんが、一般に36.7度以上を高温期、それ以下を低温期とみなします。基礎体温には個人差があるので、産婦人科の医師もその人の基礎体温全体を見て、高温期と低温期がどのくらいかを把握するようにします。

■ 基礎体温から何がわかるの?

毎日の基礎体温をグラフに付けていくと、その表から自分の体の状態や体質を知ることができます。具体的にどのようなことがわかるのでしょうか?

◎ 1:次の生理日の予測ができる

「高温期」(基礎体温の高い時期)は、14日間前後の日数でほとんど一定なので、排卵の後は、次の生理日を予測することができます。例えば今日高温期の5日目の場合、あと9日ほどで生理が始まるという予測ができます。

◎ 2:妊娠しやすい時期がわかる

「排卵の3〜4日前から排卵の後1〜2日」の間は、妊娠しやすい時期だと言われています。低温期のなかで基礎体温が最も低い日があります。その日から数日以内に排卵があるので、その前後が最も妊娠しやすい日となります。ただ、生理周期が安定していない人や排卵ができていない場合は、予測が難しいです。

◎ 3:妊娠しているかどうか早期にわかる

高温相が16日以上続いているなら、妊娠しているかもしれません。早めに婦人科を受診したほうが良いでしょう。

■ 基礎体温から得た情報をどうやって妊活に活用できるの?

基礎体温を記録したグラフから、自分が妊娠しやすい体なのかどうかわかります。もし妊娠しにくくなってしまっているとしたら、どんな原因が考えられるかを知ることもできます。具体的に幾つかのパターンをご紹介します。

◎ 1:理想的なグラフとは?

生理周期が25〜38日で、高温期と低温期が2層に分かれているのが理想的です。妊娠しやすい体と言えます。高温期と低温期の差がなく2層に分かれない場合や、高温期と低温期がそれぞれ長い(もしくは短い)場合、何か問題があるのかもしれません。

◎ 2:高温期が長い場合

高温相が17日以上続く場合は妊娠の可能性があります。ただ、何度か妊娠検査薬を試しても陽性反応が出ない場合、「黄体依存症」のことがあります。黄体依存症の原因はまだ分かっていませんが、ホルモンバランスが乱れていることが関係していると考えられています。食生活を見直したり、ストレスを発散したりするようにして、ホルモンバランスの乱れを正すようにしましょう。

◎ 3:高温相が短い場合

高温期が10日以下の場合、「黄体機能不全」を発症している可能性があります。黄体機能不全は不妊の原因になりますが、医師の指導を受けて改善することができます。

◎ 4:2層に分かれない場合

高温期がとても低くて低温期とほとんど差がない、もしくはグラフの上下がずっとジグザグで2層に分かれない場合、月経があっても無排卵月経の可能性があります。ただ、基礎体温を測り始めて間もない頃は、測り方が安定しないためにグラフがジグザグになることもあります。もし2〜3ヶ月経ってもジグザグ状態が続いたり、月経があっても低温相が続く場合は、一度婦人科で検査を受けることをおすすめします。

■ おわりに

基礎体温表からわかることは本当にたくさんありますね。女性の体はとても繊細なので、妊活中であってもそうでなくても、毎日基礎体温をつけて、自分の体の声を聞くのは大切なことです。せわしない朝ですが、数分だけ早く起きて、基礎体温を測るという短いひとときを自分の体のために取り分けてあげましょう。

(著:nanapiユーザー・はな 編集:nanapi編集部)