夏は非常に暑いことで知られる、日本を代表する観光地・京都。とくに7月は、1年の中で熱気が最高潮に達する。祇園祭があるからだ。中国メディア・今日頭条は25日、1カ月かけて行われる京都の祇園祭の持つ魅力について紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:(C)mtaira/123RF)

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 夏は非常に暑いことで知られる、日本を代表する観光地・京都。とくに7月は、1年の中で熱気が最高潮に達する。祇園祭があるからだ。中国メディア・今日頭条は25日、1カ月かけて行われる京都の祇園祭の持つ魅力について紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、日本における「美」について解説。簡素で静かな「わびさび」の美学であり、神社の鳥居や着物の模様などにその美しさへの追及を垣間見ることができるとした。そして、祇園祭が日本式の「美」を最も良く説明していると紹介した。

 1000年の歴史を持ち、7月の1カ月間まるまる行われる祇園祭の中でも特に盛り上がるのが「山鉾巡行」であると紹介。登場する33基の山鉾にはそれぞれ異なる装飾が施されており、赤色と金色を基調としたデザインの節々に日本式の美しさが際立っているとし、「移動する美術館」と賞賛されることを伝えた。

 また、「山鉾巡行」の前に行われる山鉾の試運転「曳き初め」は、観光客が自ら参加できるイベントであるとし、賑やかな祭りの音楽のなか、自分を含めたみんなの力で大きな山鉾が狭い路地をゆっくりと進む様子について「その使命感と熱狂的なムードに、大きな感動を禁じ得ない」と評している。

 記事は、祇園祭が「自らその場に身を置けるスタイル、かつ安らかな暮らしを願う意味が込められている」ものであるとし、「日本の濃厚な民族的風情を体感できるほか、普通の休日には絶対に得られない、我を忘れて歓楽に浸ることのできる時間を味わうことができる」と綴った。

 祭りは無病息災や五穀豊穣を祈るという目的があると同時に、普段は慎ましやかに暮らす人々が大いに騒ぎ、熱狂する「非日常」の場、ガス抜きの場としての意味合いも持っている。「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々」とは阿波踊りの言葉だが、自らも参加して熱狂の渦に巻き込まれることが、祭りの醍醐味とも言えるのだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)mtaira/123RF)