日本学生支援機構が今年3月に発表したデータによると、2015年度に日本の教育機関に在籍していた中国人留学生の数は9万4111人。彼らはさまざまな期待や不安そして、日本に対するイメージを胸に日本にやってきたことだろう。そしてまた、実際に日本で生活してみて、様々な思いや印象を持っていることだろう。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本学生支援機構が今年3月に発表したデータによると、2015年度に日本の教育機関に在籍していた中国人留学生の数は9万4111人。彼らはさまざまな期待や不安そして、日本に対するイメージを胸に日本にやってきたことだろう。そしてまた、実際に日本で生活してみて、様々な思いや印象を持っていることだろう。

 中国メディア・今日頭条は22日、「中国人留学生の目に映る日本人は、一体どんなものか」とする記事を掲載した。記事では日本に留学し、半年ほど日本国内で働いたという元留学生の「日本人観」が披露されている。

 この元留学生は、小さい頃から日本に対するイメージは、すべて抗日戦争ドラマによるものであり、ほとんどいい印象を抱いていなかったと告白。実際に日本の地に降り立つと「とても清潔。自動車が小さい。通りが狭く、建物と建物の間がとても近い」と感じたことを紹介した。

 また、学校で同じクラスになった日本人の学生たちは非常にまじめで礼儀正しく、学生どうしで非常に仲が良かったとした。さらに、街で財布を落とした際には、拾った人が財布の中にあった学生証を手掛かりにわざわざ届けてくれた、旅行中に立ち寄った売店では、年配の女性が親切に話しかけてくれたうえ、「道中お腹がすいたら食べなさい」と食べ物をくれた、といった心温まるエピソードも紹介している。

 文章では、日本人がグループで遊んだりイベントに興じたりするのが好きだとする一方、友達付き合いの方法が中国とは異なると説明。互いに酒を酌み交わして歓談すれば距離が接近する中国人に対して、日本では「普通の友人と話すときには、まずい話をして相手の心象を悪くしないよう気を付けなければならない」と解説した。

 元留学生は最後に、「また日本に行く確率はかなり低いと思う。なぜなら、わが国の方が自由で居心地がいいからだ」と締めくくっている。

 日本に来る前の印象に比べて、総じてポジティブな評価で、あまりネガティブな感想を抱いていないようだが、それでも中国のほうが「居心地がいい」と感じるのは、中国で生まれ育った人間としては当然のことだろう。逆も然りで、決して留学先の生活が苦しいものではなかったとしても、帰って来るとやっぱり「ああ、わが家はいいなあ」と思うものなのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)