26日、韓国・東亜日報は、訪韓外国人に「韓国人は母国語が嫌いなのか?」と首をかしげさせてしまった、韓国の観光地が抱える問題について報じた。写真はソウルの繁華街。

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2016年7月26日、韓国・東亜日報は、訪韓外国人に「韓国人は母国語が嫌いなのか?」と首をかしげさせてしまった、韓国の観光地が抱える問題について報じた。

最近、香港から初めて韓国にやって来た知人とソウルの繁華街・明洞を歩いた記者、街の建物を眺め知人が発したひと言に衝撃を受けた。「韓国人はみんな英語や中国語が上手みたいだね。君の国のデパートなのに、ハングルが見当たらない」。記者は「まさか、そんなはずはない」と辺りを2周し、ようやくある建物に「正門」との小さなハングル表記を見つけ「ほら!」と見せたが知人は苦笑いで答えた。

また、昨年ソウルを訪れた中国系カナダ人のAさんからは韓国滞在の感想を記したこんなメッセージを受け取った。「はっきり言わせてもらうと、イマイチだった」「個人的にはハングルはとても美しいと思う。なのに『韓国人は母国語が嫌いなのか』と思った。看板は中国語、人々が着てるTシャツはみんな英語だったし」。中国語を話すAさんは、「言葉がうまく通じないのも楽しみの一つなのに」それがなかったと言い、ソウルは「母の実家のある中国」のようだったと伝えてきた。

実際、外国人観光客が多く中でも中国人の人気が高い明洞では中国人のアルバイトを雇う店も多く、韓国語が通じない店員も少なくない。店の看板もデパート同様で、外国語や中国語が目立つ。次第に明洞を歩く韓国人は減り、11年に10万人を超えていたものが昨年は8万人ほどに減った。

記者はこうした状況に危惧を覚えたが、韓国観光文化研究院の専門家は「アイデンティティーの維持と観光の活性化はもともとバランスをとるのが難しい」とし、観光客を増やすため韓国らしさが犠牲になる現象は「卑下するものではない」と一定の理解を示した。

一方、韓国のネットユーザーはこれについて次のようなコメントを寄せている。

「世宗大王(ハングルを創製した朝鮮時代の王)が泣いている」
「みんな金に目がないからだ」
「デパートだけじゃない。ドラマにもバラエティー番組にもハングルはほとんどない」
「日本で道を尋ねたら日本語で教えてくれたよ。韓国人は、韓国で外国人に道を聞かれたら英語で答えないといけないと思っている」

「韓国は英語の植民地だ」
「韓国人は外国のものに夢中。それが賢さだと思っている」
「実際には英語なんかちっともできないのに、できそうに見せるための虚栄心で英語を使ってるんだよ」

「英語こそ薄っぺらな言葉なんだけどね。上下も関係なくあいさつがみんな『ハイ』だし」
「国民の意識も問題。英語が書いてあれば何でも高級に見えると思ってるからね。最近のガールズグループの歌や広告を見てると、英語がなければ成り立たないと思うほど。このままだとハングルはあと数十年で消え去り、そのうち母国語も消えるかもしれない」(翻訳・編集/吉金)