「2016年は史上最も暑い年になる」とNASAの気象学者が警告しているとおり、今年の夏は春先からすでにうだるような暑い日の連続。メイクしたそばから滝のような汗が流れ、ファンデはドロドロ。乗車率200%の満員電車に乗ってオフィスについた頃には、アイラインがにじみ、マスカラは剥げ、眉はマロ状態……。

暑さで溶けたかのような、メリハリのない顔を人様にさらしてしまう残念な自分とはもうおさらばして! “化粧モチ命”の夏仕様メイクをマスターして、大量の汗や皮脂に負けない涼やかな美人顔を手に入れましょう!


夏の“顔溶け”はどうして起きるの? それは止められる?

いちばんの原因は、暑さによる大量の汗。ファンデのノリやモチのカギとなる化粧下地の密着力を弱めてしまううえ、汗の量が増えれば一緒に吹き出る皮脂の量も増えるため、テカリやベタつきが起こりやすく、崩れやすくなるのです。

暑いから汗が出る。ならば冷やして止めるべし! 手っ取り早いのが、肌やからだをしっかりクールダウンさせること。朝寝坊してバタバタしながら身支度していると、焦りとせわしない動きで汗が止まらなくなってしまいます。暑い夏は特に、早めに起きて余裕をもって身支度することを心掛けて。シャワーをさっと浴びるのも効果的ですが、氷水に浸したタオルを首すじや脇の下に当てるのも手軽でおすすめ。


いざ実践!“顔溶け”を防ぐ、STEP別解決法を紹介


スキンケア

崩れないベースはスキンケアから。まずは化粧水を冷蔵庫で冷やしておき、コットンに含ませなじませます。この時、手首を外側から内側へ回転させるようにリズム良くパッティングすると、風が送り込まれて肌表面の温度が下がり、毛穴がキュッと引き締まります。この状態で下地を塗れば、汗や皮脂が出にくくなるので上に重ねるファンデーションのモチも格段にアップ。時間に余裕があれば、氷水に浸し軽く絞ったコットンでTゾーンをパックするとさらにGOOD!


ベースメイク

下地やファンデーションは、量感やつけ方にも注意が必要。崩れやすいTゾーンは極力少なめにしましょう。夏の化粧モチは、肌との密着力と皮脂吸着力がカギとなるので、リキッド+パウダーがおすすめ。リキッドは指でささっとなじませたあと、何もついていないスポンジで優しくパッティングを。余分なファンデーションを吸い取り、肌との密着力を高めます。仕上げのパウダーは皮脂量の多いTゾーンを多めに、乾燥しやすい頬は最小限に留めて。


アイブロウ

夏のマロ眉を阻止したいなら、ウォータープルーフタイプものを選ぶのはもちろんのこと、仕上げにクリアタイプのアイブロウマスカラをひと塗り。パウダーやペンシルでいつも通りに描いたあと、仕上げに毛並みを整えるようにささっとコーティングするだけで、メイクを落とす瞬間まで、眉尻までクッキリの美人眉をキープできます。


マスカラ

残念なパンダ目を防ぐには、まずはビューラーでしっかりとカールアップさせること。肌との接触を防ぐことで、皮脂や汗による崩れをブロックします。マスカラは、ウォータープルーフタイプがマスト。皮脂に強いフィルムタイプも◎。


アイライナー

まずはアイラインを引く前に、まぶたのキワまでファンデーションやお粉できちんとカバーしておきましょう。皮脂と混ざりにくくなり、にじみを防ぐことができます。アイライナーは、ラスティング力の高いリキッドタイプをチョイス。にじみが心配な時は、同系色のパウダーアイシャドウでラインをさっとなぞると、モチがぐんとアップし、目元の印象もぐっと際立ちます。


暑さで溶けたようなおブス顔では、見た目に暑苦しいばかりか、素敵な殿方との出会いのチャンスをみすみす逃しているようなもの。暑さのなかでも凛と涼やかなメリハリ顔をキープして、恋も好印象も勝ち取りましょう!


(文・坂井七緒美)