南シナ海問題に端を発した、日本や米国に対する抗議活動が一部で発生した中国だが、こうした問題に左右されることなく、根強い人気を誇る日本旅行プランが存在する。それは日本で医療サービスを受ける医療観光プランだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 南シナ海問題に端を発した、日本や米国に対する抗議活動が一部で発生した中国だが、こうした問題に左右されることなく、根強い人気を誇る日本旅行プランが存在する。それは日本で医療サービスを受ける医療観光プランだ。

 中国メディアの今日頭条は、日本製品の不買運動が一部で見られる中国において富裕層を中心に日本への医療観光が人気となっている現状を紹介した。

 記事は、2020年までに医療サービスを受けることを目的に日本を訪れる中国人は毎年31万人を超えるという予測を示し、日本での医療観光が人気である理由について「医療技術の高さ」や「サービスのきめ細やかさ」といった医療サービス全体の水準の高さを指摘。そのほか、観光資源やおいしい食事も多く、心も身体も健康になることができるのが日本であるとの見方を示した。

 また、日本が「健康長寿大国」だからというのも、日本の医療観光に説得力をもたらす要因と言えよう。2014年の日本人女性の平均寿命は86.83歳、男性は80.50歳であり、日本は世界でもっとも長寿の国だ。

 そのほか、日本のガンの早期発見や治療技術は世界最先端の水準にある。中国の技術は世界の平均を下回っており、質の高い医療サービスを受けたくとも中国国内ではなかなか受けられないのが現状だ。中国ではガンを不治の病として認識する人は少なくない。日本のように早期発見が困難なうえに、医療技術が高くないのが理由であろう。日本への医療旅行は決して安くはないが、不治の病が治るのであれば安いとの判断なのだろう。中国国内の医療レベルが上がるまでは、日本への医療旅行の人気は衰えないだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)