交通渋滞は全ての国が抱える課題だ。深刻な交通渋滞は環境破壊や輸送コストの増加、業務効率の低下など、日常の生活や経済にも大きな影響を与える大問題につながる。中国では大都市を中心に自動車の購入制限も一部で行われるほど渋滞が深刻化しており、人びとは莫大な社会的費用を負担させられている。(イメージ写真提供:(C)趙建康/123RF.COM)

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 交通渋滞は全ての国が抱える課題だ。深刻な交通渋滞は環境破壊や輸送コストの増加、業務効率の低下など、日常の生活や経済にも大きな影響を与える大問題につながる。中国では大都市を中心に自動車の購入制限も一部で行われるほど渋滞が深刻化しており、人びとは莫大な社会的費用を負担させられている。

 中国メディアの物聯網は、日本企業が取り組んでいる渋滞抑制技術について紹介する記事を掲載した。

 記事は、日本の自動車メーカーが開発した渋滞抑制技術によって、交通渋滞が解決するだけで無く、総合交通輸送体系を構築することができると紹介、中国の都市部における深刻な渋滞問題の解決に向けた突破口になるかもしれないと説明している。

 この技術は人工知能を利用した技術で、スマートフォンの速度感知装置を使って車両の加減速変動パターンを計測する。そして渋滞の発生につながる走行かどうかを判断するもので、今後さらに制度を高める必要があるが、実用化が期待される技術である。

 日本における交通渋滞による経済損失は年間12兆円にのぼり、1人当たり年間30時間損失しているとの報告もある。現在でも渋滞の発生しやすい区間の道路整備などを行って効果を上げているが、記事の紹介した技術によって全ての区間で渋滞が緩和されれば、経済損失や環境破壊の抑制にもつながる。

 記事は渋滞する中国の街角の写真を掲載しているが、交差点に進入した車両が動けなくなり、さらなる渋滞を引き起こしている様子が見て取れる。中国では技術による渋滞緩和を目指すよりも、まずは運転マナーを徹底させるほうがはるかに効果が上がるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)趙建康/123RF.COM)