23日、韓国・オーマイニュースは、昨年世界文化遺産に指定され人気が高まっている韓国の史跡周辺の環境悪化が深刻だと報じた。写真は韓国。

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2016年7月23日、韓国・オーマイニュースは、昨年世界文化遺産に指定され人気が高まっている韓国の史跡周辺の環境悪化が深刻だと報じた。

ハエが飛び交い魚の腐った臭いが充満するという世界遺産とは、公州市の公山城。475年、百済の都であった公州に築かれた山城で、昨年7月、韓国で12番目のユネスコ世界文化遺産に登録された。現在、市街を流れる錦江沿いに朝鮮時代の石積みの城郭が残るのだが、韓国を代表する川である錦江の環境が悪化しているという。

オーマイニュースの現地調査によれば、川の水はどんよりとした緑色、水面近くに下りると生臭い臭いが鼻をつく。城の楼閣のすぐ下では、水面のあちこちにフナやコイ、スッポンが腹を上に向けた状態で浮いており、川辺の木々には上流から流れて来たごみが引っ掛かっている。

もともとこの周辺は水質や環境が良く、天然記念物の生息も確認された場所だった。しかしここまで環境が悪化したのは、李明博(イ・ミョンバク)前大統領が推進した4大河川事業が原因とみられている。錦江の流れが事業による公州堰(ぜき)の設置で遮られ、水質が年々悪化しているのだ。ある環境団体メンバーの1人は「川辺の公園は観光客を誘うものなのに、ここ(公山城近くの公園)には人の姿が見当たらない。今からでも水門を開き、水を呼吸させるべきだ」と訴える。

これについて、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。

「4大河川事業なんてなぜやったのか、まったく理解できない」
「政治も自然も同じ。流れが止まれば腐るだけ」
「魚たちがかわいそう」
「大統領にしたら駄目な人間を大統領にした結果!」

「李明博前大統領が責任を取るべき」
「4大河川事業は滅び行く建設会社の作品」
「環境を改善することがそんなに難しいのかな?就職難で苦しんでいる若者のために環境保護の仕事をつくれば、30倍くらいの倍率で応募者が来るはず」

「文字通り腐った事業でありごみ事業。こうなることは初めから分かってたくせに」
「李明博が韓国の川を全部駄目にした」
「空には大気汚染物質が漂い、川には緑色の汚れた水が流れ、誰もが生きるのがつらいと泣き叫ぶ…憂鬱(ゆううつ)な国だ」(翻訳・編集/吉金)