中国メディアの澎湃新聞は21日、「爆買い時代は終わったのか?」というテーマで中国人旅行客による日本での消費に生じている変化について説明している。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディアの澎湃新聞は21日、「爆買い時代は終わったのか?」というテーマで中国人旅行客による日本での消費に生じている変化について説明している。

 日本政府観光局(JNTO)によれば2016年1-3月の訪日中国人旅行客の1人当たりの旅行支出は前年同期比11%減、また16年4-6月の旅行支出は同22.9%減だった。

 この旅行支出の原因には、「円高、人民元安」や訪日中国人旅行客が高額商品ではなく日用品を購入するようになっていることが関係していると記事は説明。さらに16年4月から中国政府は国外から中国に持ち込む商品の関税率を上げたことにも記事は言及、例えば高級腕時計の場合は以前の30%から60%に、酒類や化粧品の場合は以前の50%から60%に引き上げられたと説明した。
 
 記事は「かつて流行語になった爆買いという言葉は日本ではすでに廃れつつある」と指摘、「日本がどのようにしてインバウンド消費を盛り返すかに注目していきたい」と論じた。

 JNTOによれば、16年1月から6月の訪日中国人旅行客数の前年同月に対する伸び率は順に110.0%、38.9%、47.3%、26.9%、31.0%、26.0%となっている。つまり訪日中国人旅行客数は前年に比べて減少はしておらず、むしろ増えている。

 一方、人民元と円の為替レートの月間平均は16年1月から6月までに1元=17.9960円から1元=15.9939円に上昇している。つまり、「円高、人民元安」が進行したことが訪日中国人旅行客の旅行支出に影響を及ぼしたと考えるのが自然だ。現在は円高が進行しても中国人旅行客が増加傾向にあるが、円高がさらに進めば中国人旅行客の数にも影響が出てくる可能性は否めないだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)