4000年間も愛されてきた妖怪たち。「大妖怪展」へ【カヒミ カリィの Wherever I go】

写真拡大 (全5枚)

先日、東京の両国にある「東京都江戸東京博物館」に行ってきました。
この博物館は、上野公園にある国立科学博物館や東京国立博物館に比べると少し地味な印象があるかもしれませんが、実は面白い展覧会が多くて、昔から好きで良く行く場所なのです。そういえばNYに引越してからも日本に帰省するたびに必ず行っているなぁと、先日気付きました。
ところで私がこの博物館が面白いと思うのは、展示内容の他にもあります。
江戸東京の歴史と文化をふりかえり未来の都市と生活を考える場として1993年に開館したこの博物館。高床式の倉をイメージした面白い建物なのですが実はハイテクで、例えば雨を集めてトイレの洗浄水などに使用する雨水処理設備が備えられているのです。
屋根に降った雨を集水して雨水貯留槽に貯留し、そこから濾過ポンプを使って必要水量を濾過装置に送水し、濾過処理を行い水質を向上してから、中水槽に貯留するのだそう。またその他にも制震装置や蓄熱槽があり、地震や節電などを考えて作られています。まさに「博物館」に相応しい建築で良いなぁと思うのです。
話は戻り、常設展は徳川家康が江戸に入府してからの約400年間を中心に、江戸東京の歴史と文化を実物資料や復元模型などを用いて展示されています。その他に年5〜6回の特別展や、講座や体験教室なども開催されています。

今回は2016年7月5日(火)から2016年8月28日(日)まで開催されている「大妖怪展」を観に行ってきました。私は子供の頃から水木しげるの漫画に出てくるような妖怪や、もののけやお化け、妖精など空想の生き物が好きだったのですが、我が娘もそれを受け継いだらしく私以上に興味を持っているので、連れて行ってみることに。
「大妖怪展」と聞くと何だかおどろおどろしい感じもしますが、妖怪はやはり怖いけれどそれ以上にユーモラスで可愛い!

縄文時代の土偶や、江戸時代の浮世絵、中世の絵巻、平安・鎌倉時代の地獄絵など、国宝・重要文化財を含む一級の美術品で紹介された展示は圧巻で本当に素晴らしく、4000年の間、人間に愛されてきた妖怪達は今もとても生き生きと感じました。もし私の家に床の間があったら、妖怪が描かれた掛け軸を飾りたいくらいです。
「ゲゲゲの鬼太郎」や「千と千尋の神隠し」「妖怪ウォッチ」などの妖怪も、こういう昔の貴重な資料を参考にして誕生したのが分かる感じで、色々な視点から鑑賞が出来るとても良い展覧会でした。私はこの博物館のお土産屋さんも好きで、帰りに立ち寄るのを楽しみにしています。今回は、「大妖怪展」用に作られた妖怪の模様の手ぬぐいと、江戸時代の地図を買いました。NYに持ち帰って、古いブルックリンの地図と並べて壁に飾ろうかと思っています。

東京都江戸東京博物館で開催されている「大妖怪展」、本当に想像以上に面白く、蒸し暑い夏にピッタリでとてもお勧めです!
[大妖怪展 ― 土偶から妖怪ウォッチまで]

>>過去の「カヒミ カリィの Wherever I go」を読む
日本の夏休み【カヒミ カリィの Wherever I go】
グッゲンハイム美術館 モホリ=ナジ・ラースロー展へ
ペットのような植物 我が家のオジギソウ

この記事を気に入ったら、いいね!しよう。
Facebookで最新情報をお届けします。