二人目不妊 体外授精という選択肢

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海外に比べても、不妊症に悩む夫婦が多く、「不妊大国」と呼ばれる日本。とくに近年、二人目がなかなか授からない、「二人目不妊」が急増しています。妊活をスタートする前に、不妊治療とは、いったい何をするものなのか、知っておくことが大切です。今回は、数ある不妊治療のひとつ、「体外授精」について見ていきます。

●二人目不妊改善 ステップアップって?

妊活をスタートする前に、まずは、不妊の原因が何なのかを知るために、不妊検査を受診。その後、状態に合わせて不妊治療をスタートすることになります。不妊治療には、おもに4つあり、ひとつずつ試していく。そのため、“ステップアップ治療”と呼ばれているのだそう。不妊治療の種類と、順番を以下にまとめます。

□不妊治療のステップアップ。

1)タイミング療法

排卵日を予測し、医師のアドバイスに基づき、受精しやすいタイミングで性交する治療法。

2)人工授精

マスターベーションなどの手法で精液を採取し、元気な精子を厳選。選ばれた精子を子宮に流し込む治療法。おもに勃起不全や膣内で射精ができないなど、男性に不妊の原因がある場合に行われます。

3)体外授精

人工授精は、精液だけを採取しますが、体外授精は、卵子も体外に取り出します。採取した精子と卵子をより近距離におき、精子が自ら卵子に侵入しやすくする治療法のことをいいます。あくまでも、精子が“自ら”侵入するように手助けするイメージです。

4)顕微授精

採取した精子と卵子を、顕微鏡を使って“人工的に”注入、受精させる治療法のこと。不妊治療の最終ステップです。

上記の不妊治療は、段階が早いものほど、カラダへの負担が少なく、より自然な形で妊娠を促す治療法なのだそう。検査の時期が遅れると、より負担が大きく、治療費も高額になります。二人目不妊の場合は、早めに受診したほうが、治療の成功率が高まるそうです。

●二人目不妊改善 体外授精の成功率は?

体外授精による妊娠の確立は、年齢やカラダの状態で個人差があるものなので、一概に数値であらわすことは難しいもの。病院やクリニックによって、公表している数値も異なるので、まずは問い合わせてみるのもひとつの方法ですよ。

また、受精後の培養日数によっても、確率は異なるのだそう。体外授精の胚移植は、以下の4つ。

□胚移植の方法

1)分割期胚移植(受精から2〜3日)

2)胚盤胞移植(受精から5〜6日)

3)二段階移植(2つ以上の受精卵を使用)

4)SEET移植(受精卵の培養液と胚盤胞を使用)

3)二段階移植と、4)SEET移植が、より高確率と言われています。

費用は、保険が適用にならないので、全額支払うことになります。どの方法で、治療を受けるかによって異なり、およそ10万〜100万円と開きがあります。治療の前に問い合わせておくほうがよさそうです。

一般的なイメージでは、体外授精は障害児が生まれる確率が高いと言われることがあります。しかし、自然妊娠の場合とあまり変わりはないのだとか。不妊(二人目不妊)に悩んでネガティブになるより、「子どもがほしい!」と前向きにとらえることも大切です。そのひとつの手段として、体外授精も視野に入れておくといいかもしれませんね。

(文・明日陽樹/考務店)