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富士フイルムは7月25日は、ペット向け血液検査といった動物の検体検査受託サービスを国内で展開するモノリスを買収したことを発表した。

近年、栄養バランスの改善や医療技術の向上によりペットの平均寿命が延びているが、それに伴い、高齢化に起因する疾患や生活習慣病などに罹患するペットが増えており、ペットの健康診断に対する需要も増加。中でも血液検査は健康状態を把握するための有効な手段と考えられている。

モノリスは、動物病院や動物クリニックからの検体検査の受託サービスを提供しており、検体に細胞を用いる病理組織検査をはじめ、動物病院などに設置されている検査装置では対応できない検査にも対応できる設備を有しているほか、検査繁忙期などに、大量の検査を処理することも可能であり、一般的な検体検査では、検体の集荷から検査結果の通知までには約3日かかるところ、検体を採取した当日に集荷し、その日のうちに検査結果を連絡することも可能だという。

これまで富士フイルムとしては、動物向けの体外診断機器・試薬を提供してきたが、今回の買収により、新たに動物向けの検体検査受託サービスが加わることとなる。今後は、動物病院・クリニックから幅広く要望・意見を集め、新たな検査項目の探索・開発を行うなど、より臨床に役立つ検体検査を提供していくとするほか、自社が保有する医療IT技術を活かして、検査を依頼した動物病院・動物クリニックにオンラインで検査結果をフィードバックしたり、検査の依頼主であるペットオーナーが過去からの検査履歴を自宅で閲覧できるシステムを構築するなど利便性が高いサービスも提供していく予定としている。

なお、モノリスは8月1日付けで富士フイルムの100%子会社「富士フイルムモノリス」へと社名が変更される予定だという。

(小林行雄)