環境保護が声高に叫ばれるようになった昨今、包装にもエコを求める動きが起きている。そんな中で注目を浴びているのが、昔ながらの風呂敷だ。1枚の布であらゆる物を包むことが出来る風呂敷の魅力に、中国人も関心を持っているようである。(イメージ写真提供:123RF)

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 環境保護が声高に叫ばれるようになった昨今、包装にもエコを求める動きが起きている。そんな中で注目を浴びているのが、昔ながらの風呂敷だ。1枚の布であらゆる物を包むことが出来る風呂敷の魅力に、中国人も関心を持っているようである。

 中国メディア・今日頭条は22日、「日本の風呂敷文化」と題した文章を掲載した。文章は単なる1枚の布である風呂敷について「尋常ならぬ長い歴史がある」とし、もともと入浴時の携帯品だった風呂敷が、時代の流れに伴って物を包む布の総称となっていったと紹介した。

 そして、吸水性が高くて洗濯にも強く、皮膚にも優しいために広く用いられている綿のほか、高級風呂敷に用いられる絹、縮緬やさらには近年では化学繊維のものが出回るなど、多様な材料が風呂敷に用いられており、小さいものでは幅45センチメートル、大きいものでは幅238センチメートルと様々なサイズが設定されていると説明した。

 また、風呂敷で物を包む際にはその美観も求められており、包むもの形に合わせて平包み、瓶包み、合わせ包み、スイカ包み、巻き包みなど数多くの包み方が存在することを伝えた。「近年は資源の節約、環境保護の考え方が浸透している。人びとは自らの行動を反省した時、風呂敷の良いところを再発見したのだ。西洋のカバンに比べて、物の大きさによって自由に変えられるし、持ち運びに便利なのである」と評している。

 風呂敷も手ぬぐいも、一枚の布切れに過ぎないが、そこには古来から伝わる日本人の生活の知恵と、無限の可能性が秘められているのである。その利用用途の広さ、使い勝手の良さには、中国の人たちも大いに感銘を受けることだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)