白石あさえの目指せコースデビュー! 連載●第17回 
〜カリスマコーチ内藤雄士がビギナーのために特別レッスン〜


■ユーティリティを使いこなす

内藤雄士コーチ(以下内藤):前回までのレッスンで一応ドライバーは終了となりますが、タイミングを見ながらシミュレーションを使って、数値を計測していきましょう。今回からはユーティリティのレッスンに入っていきます。

白石あさえ(以下白石):ユーティリティって、どのようなクラブですか?

内藤:ドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアンという流れからもわかるように、フェアウェイウッドとアイアンの中間のクラブで、アメリカなどではハイブリッドという呼び方をします。

 女子ゴルファーにとっては非常に重要なクラブで、セカンドショットなどでグリーンを狙うときに使います。フェアウェイウッドよりも操作性が高く、アイアンよりも楽にボールが上がってくれるクラブだと思ってください。

白石:ドライバーと打ち方は違うのですか?

内藤:基本的には同じだと思っておいてください。変わるのはボール位置です。ボール位置が変わることで、インパクト時のボールへのコンタクトの仕方が変わります。要するにティアップしているボールを打つドライバーと、地面のボールを打つユーティリティの違いです。

白石:ボール位置はどのように変わるのですか?

内藤:スイングは円軌道ですが、ティアップしたボールを打つドライバーでは円の最下点よりも自分から見て左側がインパクトポイントになります。一方、地面のボールを打つユーティリティは、円軌道の最下点でボールをヒットするので、スタンス幅のちょうど真ん中がボール位置になります。

白石:じゃあ、ボール位置を変えるだけで、あとは今まで習ったことを意識すればいいんですね。

内藤:その通りです。ただ、慣れるまでは地面上のボールを打つのに恐怖感があると思います。地面にヘッドを当てる感覚を、まずは体で覚えること。インパクトを怖がってしまうと、上半身が起き上がってしまい、なかなか芯でボールを捉えることができません。

白石:本当ですね。なんだか地面のボールを打つのって怖いですね。

内藤:感覚に慣れれば、まったく問題ありません。インパクトで怖がらずに、最後まで振り切ることを意識しましょう。

白石:わかりました。ドライバー以外のクラブで打つのってなんだか新鮮です。頑張って練習します。

●同じイメージでスイング、変えるのはボール位置のみ

ティアップしたボールを打つドライバー(写真上)とユーティリティ(下)のボール位置の違い。軌道の最下点で打つユーティリティはボール位置がスタンス幅のちょうど真ん中になる。

ヘッドが最下点を過ぎて上がりながら当たるドライバーと違い、ユーティリティはヘッドが下りている途中でボールをヒットする。

地面上のボールを打つ感覚に慣れるまでは恐怖感があるので、どうしても体が起き上がりやすくなる。

ドライバーでのスイングイメージは変えずにスイングすることに、まずは慣れることが必要だと内藤コーチ。

(つづく)

(内藤雄士プロフィール)
ないとう・ゆうじ●1969年生まれ。東京都出身。日本大学ゴルフ部出身。ゴルフ部在籍中に渡米し、アメリカの最新理論を習得。1998年にプロゴルファーを教えるツアープロコーチとして活動を開始。日本にツアープロコーチという概念を持ち込んだパイオニア的存在で、丸山茂樹の米ツアーでの活躍の立役者となった。その後も多くのプロのサポートを行なう傍ら、ジュニアゴルファーの育成にも積極的に取り組み、日本ゴルフ界の根本的レベルの底上げに尽力している。ゴルフを中心としたメディアでのレッスンのほか、ゴルフネットワークでのトーナメント解説など、活躍の場は多岐にわたっている。

(白石あさえプロフィール)
しらいし・あさえ●1991年生まれ。千葉県出身。昨年念願だったグラビアデビューを果たす。今春からは各週刊誌でページをジャック、パーフェクトボディーが注目を浴びる。6月末発売の週刊プレイボーイ28号では、巨匠・渡辺達生氏らとコラボしたグラビアが話題に。学生時代はバスケットボール部に所属し、趣味はスノーボードというスポーツウーマンで、大型自動二輪免許も取得し、バイク好きでもある。ゴルフはクラブを触ったことがある程度というまったくの初心者だったが、この連載で着実に上達。「ボールが芯に当たるようになってきました。まだ、恥ずかしいので練習場では端っこにいますけど(笑)」。身長:164僉B:94 W:60 H:88 血液型:A型

出島正登●取材・文 text by Ideshima Masato