孫から祖母へ届かなかった手紙、郵便配達員があきらめずに送り先を探し配達に成功

写真拡大

配達されることなく残った手紙のために、諦めることなく送り先を探し続け、ついに本人に届けた配達人がカナダで話題となっている。

詳しい番地などが書かれていない手紙

その女性配達人とはオンタリオ州のパースという街に住む、Natasha Villeneuveさん(38)。

彼女は約2週間前に、同僚から配達されずに残った1通の封書を見せられたという。

手紙には「アビーからおばあさんへ」と書かれており、詳しい番地や送り主の住所などは記されておらず、配達することは不可能だったようだ。

フェイスブックに投稿し多くの反応が

しかしNatashaさんは諦めることなく、7月8日に手紙の写真を自身のフェイスブックページにアップロード。

さらに「パースに住んでいる皆さん、“アビーのおばあさん”を知りませんか、送り主の住所は書いていないけど、私は是非届けたい」というコメントも載せた。

するとこの投稿は一躍話題となり、1万5000人がシェア。しかも国中のおばあさんたちから「この手紙は自分宛のものです」という数多くのメッセージが寄せられることに。

しかしその後、ふとした偶然から本当の届け先がDawn Kieransさんであることが判明する。

すぐに孫娘の筆跡を認識する

実はDawnさんは自分のフェイスブックページを持っていなかったのだが、ある夜発作を起こした時に駆けつけた救急救命士から手紙の話を聞いたという。

それから彼女の隣人がNatashaさんへ連絡。7月13日に直接手紙を届けると、Dawnさんはそれを見た瞬間に孫娘の筆跡であることを認識したと言われている。

Facebook/Tash Villeneuve

Facebook/Tash Villeneuve

言葉はわずかでも大切な手紙

アビーちゃん(11)の手紙には「参加したサマーキャンプが面白かったこと」や「おばあさんに会うのを楽しみにしている」という内容が書かれていたようだ。

彼女の父親であるPeter RozmovitsさんはABCの取材に対し「義理の母は手紙を受け取り、本当に喜んでいました。わずかな言葉しか書かれていなくても、彼女にとってはとても意味のある、大切な手紙だったのです」と語っている。

送った人や受け取った人の気持ちを考え、探し続けたNatashaさん。相手を思いやる気持ちの強さが、手紙を届けさせたと言えるのかもしれない。