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総務省は7月22日、国内インターネットにおけるトラフィック(通信量)の実態を把握するため、インターネット・サービス・プロバイダ(ISP)5社(インターネットイニシアティブ(IIJ)、NTTコミュニケーションズ、ケイ・オプティコム、KDDI、ソフトバンク)、インターネット・エクスチェンジ(IX)5団体(インターネットマルチフィード、エクイニクス・ジャパン、日本インターネットエクスチェンジ、BBIX、WIDE Project)、研究者(江粼浩東京大学教授、加藤朗慶應義塾大学教授、長健二朗IIJ研究員、福田健介国立情報学研究所准教授、関谷勇司東京大学准教授)の協力を得て、2016年5月の集計・試算を公表した。

集計したトラフィックの種類は、契約者別のトラフィック、ISP間で交換されるトラフィック、国内主要IXにおけるトラフィックの3種類。

2016年5月における国内のブロードバンド・サービス(FTTH、DSL、CATV、FWA)契約者の総ダウンロード・トラフィックは2015年5月に対して50.1%増の約6.9Tbps、総アップロード・トラフィックは同21.9%増の約1.3Tbpsとそれぞれ推定しており、いずれも前年に引き続き増加しているが、増加率は鈍化している。

同時期の1契約当たりのダウンロード・トラフィックは2015年5月に対して46.8%増の約181.3kbps、アップロード・トラフィックは同19.1%増の約34.9kbpsと想定しており、ダウンロード・トラフィックの増加率は2015年と比べて上昇したが、アップロード・トラフィックでは鈍化した。

協力ISPにおける時間帯別トラフィックの変化を見ると、ブロードバンド・サービス契約者の時間帯別トラフィックのピークは21〜23時で土曜日と日曜日は日中時間帯の利用も多く、前年と同じ傾向だった。

固定通信と移動通信でダウンロード・トラフィックを比較すると、固定通信では2015年5月と比べて50.1%増加したのに対して、移動通信では35.2%増にとどまっており、引き続き増加はしているものの移動通信での増加率は下降気味となっている。

(山本善之介)