イランの首都テヘランで山積みになった衛星放送受信機器(2016年7月24日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】イランで24日、違法な衛星放送受信機器の広範囲な取り締まりの一環として、アンテナや受信機など10万点が破壊された。当局によれば、人々の道徳心をむしばんでいるためだという。ニュースサイトが報じた。

 これらの器機の破壊は、首都テヘラン(Tehran)で行われたイベントで実施された。立ち会った同国の民兵組織「バシジ(Basij)」を率いるモハンマド・レザ・ナグディ(Mohammad Reza Naghdi)司令官は、保守的なイランで衛星テレビが与えている影響に警鐘を鳴らした。

 バシジニュース(Basij News)によると、同氏はイベントで、「大半の衛星チャンネルが、社会のモラルや文化を逸脱しているのが現状だ」と述べ、「これらのテレビが実際に成し得たことは、離婚や依存症、社会不安の増加だ」と指摘した。

 ナグディ氏によると、計100万人のイラン国民が、すでに自主的に衛星受信機器を当局に手渡したという。

 イランの法律では衛星受信機器は禁止されており、それらを配布、使用、修理した者には最高2800ドル(約30万円)の罰金が科される可能性もある。
【翻訳編集】AFPBB News