21日、韓国メディアによると、韓国で働く外国人労働者らが、雇い主らからの暴力や暴言に苦しんでいる。これについて、韓国のネットユーザーがコメントを寄せた。写真はソウル。

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2016年7月21日、韓国・KBSによると、韓国で働く外国人労働者らが、雇い主らからの暴力や暴言に苦しんでいるという。

韓国の工場で働く東南アジア出身の女性Aさんは最近、男性社長からの暴言や暴行に耐えられず、退職を決めた。退職の意思を伝えると、男性社長はAさんに飛びかかり、首をつかんで押し倒すなどの暴行を加えたという。

また、50代のフィリピン人労働者Bさんは、口答えをするとの理由で、20代の管理者から暴行を受けた。Bさんは「とても傷つき、警察に通報した。他の外国人労働者が同じ目に遭わないように」と話した。

また、中国人労働者Cさんは、滞納した賃金を要求して暴行を受けたが、逆に加害者となってしまったという。Cさんは「社長がなぜか、私を暴行罪で警察に訴えた。その後すぐに会社を追い出され、賃金ももらえなかった」と訴えた。

現在、韓国で働く外国人労働者は約100万人。不法滞在者の場合は、暴言や暴行を受けても被害救済が難しいという。外国人労働者に対する暴行の背景には、「貧しい国の出身」という蔑視が存在しているとの分析がある。そのため、国連が勧告する「人種差別禁止法」の制定が急がれるとの声も上がっている。また、「1970年代には韓国の労働者らも中東などの海外でつらい経験をした。『コリアンドリーム』を夢見る外国人労働者らに対する温かい視線が必要だ」との指摘も出ている。

これについて、韓国のネットユーザーは以下のようなコメントを寄せた。

「不法滞在者は被害救済を受けられなくて当然。ただ、被害者が一般の外国人労働者なら、今すぐに雇い主を処罰するべき」
「そんなことをして恥ずかしくないの?もっと人間らしく生きてほしい」

「これが韓国の現実。先進国では絶対にありえないこと」
「申し訳ないが、多文化には反対だ。外国人労働者を追い出してほしい」

「まずは不法滞在者の取り締まりを徹底するべき」
「多文化政策で逆差別を受けている韓国国民…」

「韓国人もコリアンドリームをかなえられない社会なのに」
「外国人労働者が韓国人と同じ最低賃金をもらうのはおかしいと思う。外国人の最低賃金を別途設定するべきだ」(翻訳・編集/堂本)