これなら本当に楽して痩せれるかも? 【写真:Jinsoo An】

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 必要以上に食べたら太るのは当たり前。でも体重を増やさずに、好きなものを好きなだけ食べることができたら…というのが現代人最大のわがままに「答えて」くれるのがプロジェクト・ノーリッシュド。提供するのは仮想食事体験だ。

 プロジェクト・ノーリッシュドはヘッドセットなどのデバイスを組み合わせることで映像だけではなく五感を刺激し、食事の「リアルな感覚」を提供する。

「仮想ヘッドセット」は食べ物の映像を見せ、「アロマティック・ディフューザー」は食べ物の匂いを拡散する。

「骨伝導変換器」で咀嚼による振動を耳に伝え、「ジャイロ・フォーク」は刺したり、すくったりしたときの負荷を手に与え、「仮想カクテルグラス」で飲み物をのみ込む体験を再現するのだ。

 そして「3D印刷フード」で寒天のような低カロリーの素材を用いて食べ物の食感や味を提供するという。この6つが、プロジェクト・ノーリッシュドを構成する基本ツールだ。

 同プロジェクトには本職のシェフや食専門の科学者、3Dアーティスト、物理化学者、知覚研究者、農業研究者、オーディオエンジニアなど多くの専門家が携わっている。

 本物の食べ物を口に入れ、匂いを楽しみ、舌で味わい、咀嚼したときと同じ体験の提供を目指し、研究開発を進めてきた。

 プロジェクト・ノーリッシュドを使えば、食物アレルギーや糖尿病など疾患のために特定のものが食べられない人々でも、「禁じられた食品」を食べることができる。

 子どもたちにユニークな食体験を提供することで好き嫌いをなくしたり、遠く離れ離れになっている家族が一緒に食事を楽しめるようにするといった活用方法や、現実にはありえない設定での体験、たとえばネバーランドでピーター・パンと一緒に食事をするといった体験の提供も検討しているとのことだ。

 まずは動画を見て欲しい。筆者個人的には、ありえない設定、例えば北村一輝サマと一緒に食事をする…なんていう体験ができるなら、試してみたい気がする。ドキドキして、それこそ味なんてわからないかも知れないけれど。

動画:https://www.youtube.com/embed/DDJCEOtZJ3c
「Project Nourished: A Gastronomical Virtual Reality Experience」 Jinsoo An

取材・文 岡 真由美