京極夏彦の(分厚い)小説にも対応!浴衣の生地を使った“ブックカバー”が優秀すぎる

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オリジナルのブックカバーを販売しているIDIC(アイディック)(@IDIC_ )が、浴衣の生地を使った「浴衣ブックカバー」を発表。

同時にツイッターにて、とある本をカバーした写真を投稿したところ、分厚い本にも対応していると知った読書好きから注目を浴びている。

Twitter/@IDIC_

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ツイッター上では、画像を見た人たちが湧き上がった。

浴衣ブックカバーかわいい!普通のブックカバーではくるめないから自分で作るしかなかった……。これはありがたい。京極先生の本に使えるブックカバーがないから欲しい京極夏彦好きな人にとっては待ち望んでいたブックカバーだ鈍器用に欲しい。

ツイッターでの声にもある通り、ブックカバーは様々な柄・種類のものが販売されている。しかし、ある程度の厚みのある本には付けられない。

名前が挙がっている、作家の京極夏彦さんの著作本『鉄鼠の檻』や『絡新婦の理』は1冊が800〜1000ページという多さで、ファンの間では「鈍器」「レンガ本」と言われている。

「鈍器用に欲しい」というツイートは、京極さんの本のことだ。

Twitter/@IDIC_

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分厚すぎるためブックカバーを諦めたり、自分で作ったりしていたので「浴衣ブックカバー」の登場に盛り上がったのだ。

「浴衣ブックカバー」を考案した松原智聡さんに、制作の経緯とコンセプトを伺った。

ブックカバー作りに関わった経験をもとに考案

松原さんは以前、透明ブックカバーなどを文具メーカーや図書館や文学館へ供給している会社の工場の技術者をしていた。

現場では、多数のサイズのカバーを生産していたが、ラインのセットには苦労していた。そこで、いろいろな厚みに対応できるブックカバーを作れないかと考えた。

https://yukatacover.official.ec

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「従来のブックカバーの概念を疑い、今までとは違うモノを作ろうと考えました。『なぜ、ブックカバーは一つの構造なのだろう?二つの構造でもいいのではないか』ということでした」(松原さん)。

その後会社を退職し、世界を旅している間にバンコクでヒントを得る。

モニターから意見があった「洗えるブックカバー」を目指して作られたのが、今回登場した「浴衣ブックカバー」だった。

試作品づくりはクラフト作家の協力を得て行われた。現在販売されているものも、二人で手分けして製作しているとのことだ。

https://yukatacover.official.ec/

https://yukatacover.official.ec/

すべてのブックカバーが「京極夏彦本に対応」

松原さんは「一般に販売されているスライド式のブックカバーはある程度の厚みにしか対応していなく、どんな厚みにも簡単に装着できてシンプルな構造を考えていました」という。そこで、

「できるだけ薄い本から厚い本でも対応できるように、ギリギリの設計をしています」販売しているすべてのブックカバーが“京極夏彦本”に対応しているという。

同じく厚みのある本として有名なライトノベル、川上稔さんの『境界線上のホライゾン』にもカバーがかけられることがわかっている。

Twitter/@IDIC_

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もちろん普通サイズの本にも対応しており、本のサイズに自在に合わせられるというのもありがたい。

しかも生地はブックカバー用の大きさに合わせ、柄が入るように有松・鳴海絞りの染め職人に依頼するというこだわりも見せている。

Twitter/@IDIC_

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「浴衣ブックカバー」は現在、全5種類の柄が用意されており、専用サイトで販売されている。