陣太鼓が叩かれたかのように、新造の観光列車が続々と登場している。一体、どれが勝ち残るのか? 狂乱の観光列車ブームに迫る。

 戦戦国時代さながら合戦が始まるかのように、全国各地で観光列車がいっせい蜂起……いやデビュー。JR西日本「ラ・マル・ドボァ」、富士急行「富士山ビュー特急」など、計8つの観光列車が発表され、まさに陣取り合戦ならぬ、狆莎匱茲蟾臉鎰瓩巻き起ころうとしているのだ。なぜ、こうした現象が起きたのか? その理由を知るには、1988年まで時代をさかのぼる必要がある。その年、JR九州が車窓から海が見えやすいよう斜めに座席を配置した観光列車「アクアエクスプレス」の運行を開始。それまでの鉄道=人を狢く甅狢燭甕燭崗茲衒という固定観念を捨て去った方針が、余暇を楽しむ時間と金銭的な余裕を持つシニア層に受けたのだ。それから28年。JR九州の成功例を参考に、各社は観光列車の新造を図った。もちろん、サービスも個性を打ち出し、地元の食材を使った料理を提供したり、結婚式の会場になったり、中には美術館の要素を持つ列車まで登場するなど犒架些箋鬮畩態。鉄道がエンタメ施設へと変貌した今、おっとり刀で、いざ、出陣だ!

●大河ドラマ「真田丸」人気で予約殺到!!

[しなの鉄道]ろくもん

[しなの鉄道]ろくもん

料金: 1人1万2800円※食事付きプラン
区間: 軽井沢〜長野間

真田幸村のゆかりの地である上田を走るローカル線が、沿線の活性化を図って2014年から運行! 停車駅ごとに、地元のお土産の販売や陣羽織を着用して記念撮影なども楽しめるのが魅力だ。

[しなの鉄道]ろくもん

〈1号車〉家族やグループの利用を考えた車両。中央に子供の遊び場となる猝擇離廖璽覘瓩眄瀉屐

[しなの鉄道]ろくもん

〈2号車〉カウンター席とソファ席を配置したサロンスペース。車窓を楽しみながら食事もできる。

[しなの鉄道]ろくもん

〈3号車〉個室で食事を楽しめる車両。和をイメージした落ち着きあるインテリアが最大の特徴だ。

■信州の狃椨瓩魎兇犬詢鼠

[しなの鉄道]ろくもん

地元の名店シェフが腕をふるう。猩司諺瓩鬟ぅ瓠璽犬靴得垢蠅弔韻覬藹个ニクイ!

【ブームはJR九州が牽引!】
●最新は豪華スイーツ列車!

[JR九州]或る列車

[JR九州]或る列車

料金:1人2万4000円〜
区間:大分〜日田間、佐世保〜長崎間

工業デザイナー、水戸岡鋭治を起用してモダンな観光列車を次々に送り出したJR九州。写真の観光列車は、クルーズトレイン「ななつ星 in 九州」に匹敵する内外装の車両でスイーツを提供する。

[JR九州]或る列車

極上のスイーツは、東京・南青山「NARISAWA」のシェフがプロデュースする。写真は2月のメニュー。

《編集部がセレクト! 乗ってみたい犧春デビュー甦儻列車3》

〈4月23日デビュー〉第三セクターのリゾート列車

[えちごトキめき鉄道]えちごトキめきリゾート雪月花

[えちごトキめき鉄道]えちごトキめきリゾート雪月花

料金: 6000〜1万4000円
区間:妙高高原〜直江津間、市振〜直江津間

北陸新幹線開業を機に設立された第三セクターが製造した新型リゾート列車。国内最大級のパノラマウインドウを設置し、妙高山や日本海などの景観を存分に楽しめる。

[えちごトキめき鉄道]えちごトキめきリゾート雪月花

和モダンをテーマにした内装。写真は大ぶりの窓を配したハイデッキ個室。

〈4月17日デビュー〉隈研吾デザインのレストラン列車

[西武鉄道]西武 旅するレストラン「52席の至福」

[西武鉄道]西武 旅するレストラン「52席の至福」

料金:1万円(ブランチコース)、1万5000円(ディナーコース)
区間:西武新宿〜西武秩父間、西武新宿〜本川越間、池袋〜西武秩父間

オープンダイニングのレストラン車両。4〜6月は、埼玉県産の牛肉をテーマに、和洋中の著名なシェフが考案したコース料理を味わえた。結婚式などでも利用可能だ。完全予約制。

[西武鉄道]西武 旅するレストラン「52席の至福」

内外装は、新国立競技場のデザイン案が採用された建築家・隈研吾が担当。

〈4月27日デビュー〉岐阜の大自然を満喫

[長良川鉄道]ながら

[長良川鉄道]ながら

料金:乗車区間運賃+整理券500円(ビュープラン)、1万2000円(ランチプラン)
区間:美濃太田〜北濃間、美濃太田〜郡上八幡間

食堂車(25席)と観光車(38席)の2両編成。長良川の景色を楽しみながら、地元食材で工夫を凝らしコース料理やスイーツが味わえる。食事なしでの利用もOKで気軽に乗車できる。

[長良川鉄道]ながら

岐阜県産の木材をふんだんに使用した車内。地元の土産物なども販売する。

写真提供/しなの鉄道、JR九州、えちごトキめき鉄道、西武鉄道、長良川鉄道

文/編集部