訪日中国人による爆買いはもはや終わりという声も聞かれ始めているが、2016年に入ってからも訪日中国人の数は増加し続けている。中国メディアの今日頭条はこのほど、「16年上半期に訪日した中国人は300万人を超え、前年比40%も伸びた」と伝えている。(イメージ写真提供:123RF)

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 訪日中国人による爆買いはもはや終わりという声も聞かれ始めているが、2016年に入ってからも訪日中国人の数は増加し続けている。中国メディアの今日頭条はこのほど、「16年上半期に訪日した中国人は300万人を超え、前年比40%も伸びた」と伝えている。

 記事は、16年上半期に日本を訪れた中国人旅行客の数が300万人の大台に乗り、307万6600人という最高記録を更新したと伝えた。訪日外国人数も過去最高となる1171万人に達し、昨年同期比で28.2%の増加だった。うち中国人が26.26%を占めて最多となったことを伝えた。

 続けて、訪日中国人が16年に入ってから増え続けていることを紹介。訪日中国人の数は1月の47万5100人から6月の58万2500人まで、5月を除いて毎月増え続け、増加幅は22.6%にも達したことを伝えた。訪日中国人の数は4月から3カ月連続で50万人を超えたが、日本政府観光局はその理由について、日中間の航空路線の拡大や中国の連休、訪日旅行プロモーション、夏休みシーズンの開始、継続的なリピート客、クルーズ船の寄港増加などがあったと分析している。

 また、今後の見通しについて記事は、フランスでのテロ事件や英国のEU離脱問題、円高、4月の熊本地震といった懸念材料はあるものの、日本は楽観的だと紹介。一般に7月は1年でもっとも旅行客の多い月であり、東アジアからの多数のクルーズ船寄港に加え、東南アジア地区が旅行シーズンを迎えるからだという。

 中国人旅行客が増加していることは、日本経済にとっては明るいニュースだ。爆買いが減少しているとは言え、外国人旅行客の増加は日本経済に寄与するためだ。日本政府はこれまで2020年までに2000万人としてきた目標をビザ緩和と円安を受けて前倒しで達成することが確実になったとして、目標を4000万人にすると決定したが、同目標の達成の鍵を握るのは市場の規模から言ってもやはり中国となるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)