■コンセプトは「度肝を抜く軽さ」

「度肝を抜く軽さ」がコンセプトの「オークリー/ZERO」シリーズが10年ぶりに生まれ変わった。

 同社の人気モデルであり多くのアスリートが愛用している『レーダーロック』よりも圧倒的に軽い仕上がりで、ゆがみのないクリアな視界、耐久性とフィット感というオークリーらしさを損なうことなくさらなる軽量化を実現したのがポイントだ。

 おもしろいのはそのかけ心地。「ZERO」シリーズは締め付け感がなく、まるで包み込まれているよう。他社のタウン向きも含めれば20gを切る軽量アイウエアはあるが、「ZERO」シリーズは数値よりも軽く感じるのだ。レンズの端までゆがみがなく、自分で掛けたにもかかわらず、装着していることを忘れそう。それでいて頭を動かしてもズレない。

「ZERO」シリーズは左右のテンプル(ツル)とノーズの3点で支える構造なのだが、アンオブタニウムという特殊素材のイヤソック(テンプルの肌に当たる部分にかぶせた樹脂)とノーズパッドを採用し、肌にピタッと密着。耳にかけるタイプよりもズレにくく、ヘルメット使用時にも不快感がないよう配慮されている。

 レンズのサイズは2種類で、好みによるが、ランニングなど一般的なスポーツであれば「EV ZEROパス」、前傾姿勢が基本の自転車では上部にレンズが広がっている「EV ZEROレンジ」のほうが広い視野を確保できるようだ。

リオ五輪で注目!“グリーン”のサングラスの秘密とは?
「EV ZERO」はパス6型(1万9000円+税〜)、レンジ4型(1万9000円+税〜)。レンズを囲むリムがなく、広い視野を確保する。「すぐれたアイウエアは性能だけではなく、デザイン性も重要。最先端の技術をすぐれたデザインで包み込むことがOAKLEYのモットーです」(柏崎さん)

リオ五輪で注目!“グリーン”のサングラスの秘密とは?
ノーズパッドは大小2つ付属されているので、よりフィットするノーズパッドを選択できる

リオ五輪で注目!“グリーン”のサングラスの秘密とは?
レンズの横幅は138mm、ステムはやや短めの125mm。サイドまでレンズがしっかりカバーし、目を保護していることがわかる(※サイズは編集部調べ)

■レンズの特性でパフォーマンスに差

 ゴルフは芝目や起伏を、自転車競技は路面や周囲の状況を的確に把握することが勝利への第一歩。

「アスリートにとって、アイウエアは結果につながる重要な道具です。たとえば、ゴルフの場合は、コースの起伏や奥行き、芝の状態をしっかり視認できることが重要。また、アーチェリーの的は中心が黄色、そのすぐ外側が赤。風を考慮し、赤を意識しつつ黄色の中心を狙うというテクニックがあるので、赤と黄を際立たせると結果がよくなるなどスポーツごとに求められる要素が異なります。オークリーではシーンに特化したPRIZMレンズを開発しているんですが、『ZERO』シリーズでは、ゴルフ用とロード用、トレイル用を採用しました」(柏崎さん)

 ロード用は舗装路のくぼみや石などの障害物を見せやすいよう設計しており、ランニングやロードバイクに適したレンズで、トレイル用は登山やトレイルランニング、MTBなど未舗装路向きに調整。ゴルフ用、そしてPRIZMではないが紫外線量に応じてレンズの濃さが変わるクリア・ブラック・フォトクロミックも用意しており、多くの人が満足できるラインアップと言える。

リオ五輪で注目!“グリーン”のサングラスの秘密とは?
他のスポーツモデルと比較するとリーズナブルなため、種目に応じて数本揃えるのもおススメ。

■伝統の色、グリーンが表彰台を彩るかも

「1年を通してスポーツ以外でも、目を紫外線から守るためにサングラスを着用してほしいですね」と説く柏崎さん。強い紫外線を長時間浴びた目は、炎症を起こすばかりか、白内障を引き起こすリスクが高くなる。海水浴やフェス、スポーツ観戦など屋外で長時間すごす際には良質なサングラスで目を保護したい。

「目に紫外線を受けるとメラニンが増加するので、サングラスは日焼け防止にも効果的なんです」(柏崎さん)

 また、ソチオリンピック(2014年冬季)では、グリーンのゴーグルを着用した選手たちが表彰台を独占していたけれど、これはオークリーの限定モデル。リオオリンピックでもグリーンの限定サングラスを用意しているんだとか。陸上競技などスタジアム型の競技に特化したレンズを採用しており、もちろんオークリーの契約選手たちが装着して試合にのぞむ。Green Fade Collectionは全7型で、7月下旬より限定販売予定。

 この夏、グリーンのサングラスが表彰台を独占するのか? 選手と同じグリーンのサングラスをかけて応援するのも楽しそうだ。

リオ五輪で注目!“グリーン”のサングラスの秘密とは?
「Green Fade Collectionには、タウンで人気のフロッグスキンもラインナップ。限定モデルをかけて、五輪観戦してみてはいかがでしょう」(柏崎健太さん)

リオ五輪で注目!“グリーン”のサングラスの秘密とは?
Green Fade Collection。EV ZEROパス、EV ZEROレンジ、RADAR EVなど全7モデルを用意。

文/大森弘恵