■連載/おおしまりえの女ゴコロ研究所

 女性がよく知るモテテクニックに、褒めの「さ・し・す・せ・そ」というものがあります。

「さすが!」
「知らなかった!」
「すごい!」
「センスいい!」
「そうなんですか?」

 これが「褒めのさしすせそ」。もともとは、水商売の女性が使っていたテクが、男心をつかみたいという一般女性たちに広がったものと思われます。「アホくさっ」と男性は思うかもしれませんが、恋愛シーンも水商売の裏側も見てきた筆者としては、このテク、ものすごく効果がおると思っています。周りの女性にも聞いてみましたが、彼女たちもいろんな意見を持っていることがわかりました。今回は、女性が繰り出す“技”の特性についてしっかり学んでください。

■なぜ「褒めのさ・し・す・せ・そ」に男はイチコロなのか?

「さすが!」「知らなかった!」「すごい!」「センスいい!」「そうなんですか?」どれも言われたら悪い気持ちにはならない言葉ですが、なぜこの言葉が特に効果を発揮するのか。それは、男性が「勝ち」にこだわるプライドの高い生き物だからです。

 つまり「唯一無二」の存在であることを、女性が下から肯定すると、男性は気分がよくなるという仕組みです。その代表的な言葉が「褒めのさ・し・す・せ・そ」というわけです。ただ、この「さ・し・す・せ・そ」、難点は外野からみても目立つこと。女性の中では割と知られているテクニックですから、仕方のない部分はありますが、続いてそんな現場を見かけた女性の本音を集めてみました。

■「褒めのさ・し・す・せ・そ」に思う女の本音

「正直、あからさまに繰り出す女性に引っかかる男性は、バカだなって思います。繰り出す女性も接客じゃないんだから、とは思うものの、男性がデレデレしているから使うわけですから……そういうデレデレする人に限って、何か小難しい話になると『素直が一番』とか、言いますよね。おっさんじゃないんだからやめてほしい」(31歳・販促)

「私の仲間内の一人が、この褒め言葉を繰り出す女子です。合コンとか異性がいる場所に行くとあからさまに使っていて、気付く男性は『あの子(媚びが)すごいね』と気付くけど、気づかない人は本当に綺麗にハントされていきます。でもそういう女子はモテている自分に酔っているだけなので、引っかかってもそのあと付き合えたりはしない印象です」(29歳・経理)

 1つ言えることは、女性側は指摘はしないけど、男性のデレデレする姿を見ているということ。そして、デレデレする男性の株を、そっと落としていくのかもしれません。みなさんこれでもあなたは、褒めのさ・し・す・せ・そに乗っかりますか? それとも冷静に対処しますか?

なぜ男性は「褒めのさ・し・す・せ・そ」にイチコロなのか?

■「褒めのさ・し・す・せ・そ」をどう切り返すべきか

 分かっていても言われて嬉しいのが、褒め言葉。ではあからさまにそれを繰り出す女性と遭遇したら、どう切り返せばいいのでしょうか。ずばり、それは男側からも褒め倒せばいいのです!

「先んずれば人を制す」

 と昔のことわざで言いますが、このように相手の攻撃がきそうと思ったら、こちらも女性を褒めていけばいいのです。でも女性の褒め方がわからない場合はどうすればいいのでしょう。ヒントは「ピンポイントな指摘」にあります。男性が褒めでプライドを満たす一方、女性は褒めで満たすのは承認要求といわれています。つまり男性の褒め言葉はうまく持ち上げることが大事になりますが、女性の場合は「ポイント、ポイントを拾い上げること」が重要です。

 よく男性ができない褒め言葉の定番に「髪の毛切った? 似合ってるね!」という髪型についての褒め言葉がありますが、これも女性の変化を拾い上げているから効果があるのです。「場を盛り上げていて気が効くね」「お酒の強い子っていいよね」などなどピンポイントの指摘+承認を繰り返せば、「褒めのさしすせそ」が繰り出させる前に相手を仕留めることができるかもしれません。

 モテテクなんてバカバカしいとは思いますが、効果があるから広まっているのも確かです。それを一方的に受け取るのか、知って対処するかで、男前度も変わってきます。さあ、あなたも今日から褒め上手な男性を目指してみませんか?

★今日の教訓
すごいです! 本当にすごいは 女側

文/おおしまりえ

雑食系恋愛ジャーナリスト。水商売やプロ雀士などを経験し、のべ1万人の男性を接客。鋭い観察眼と男女の特性を踏まえたコミュニケーション術を研究。ブログ(http://oshimarie.com

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