離婚の原因1位は浮気それとも…?離婚理由からかかるお金まで

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いまや夫婦の3組に1組が離婚するといわれている時代。愛を誓った2人なのに、生活をするうちにどこかで歯車が狂い、ズレが生じ……最終的に離婚を選択する夫婦が後をたちません。

どうして離婚を選んだのか、その原因についてランキング形式でご紹介します。

■離婚の理由ランキング発表! 一番多い離婚の原因とは

一昔前は夫側の親と同居する妻が多く、姑との不仲など、夫側の家族との問題が原因で離婚をするケースが多く見られました。また、昔はDVや浮気をするのは男性(夫)側というのが当たり前でした。

しかし社会情勢の変化に伴い、最近ではそのような構図にも変化が見られるようになってきました。平成25年司法統計によれば、離婚調停の申し立て動機について、男女別に見てみると以下のようになっています。

<夫からの申し立て>

第1位:性格の不一致(63.5%)

第2位:精神的虐待(17.4%)

第3位:異性関係(15.5%)

<妻からの申し立て>

第1位:性格の不一致(44.4%)

第2位:生活費を渡さない(27.5%)

第3位:精神的虐待(24.9%)

以下のような結果となります。

■1位は男女ともに性格の不一致

離婚の原因のうち、ダントツで第1位なのが性格の不一致です。いくら夫婦といっても元は赤の他人。異なる人間同士、少しずつ考え方や価値観をすり合わせながら生活していくものです。

新婚当初に「その考え方はおかしい」と思うことがあれば、しっかり話し合わないと、どんどん亀裂が大きくなるでしょう。

しかし、性格の不一致で離婚するカップルは、相手のことが好きで結婚したというより、「年齢的にそろそろ結婚したかった」「相手に強く押し切られて」など、消極的な理由で結婚した人が多いそうです。

■夫が許せないのは妻の浮気、不倫

浮気や不倫は、意外にも妻からの離婚理由にはランクインしていませんでした。

「浮気相手からのメールを見てしまった!」など、パートナーに裏切られたと知ったときのショックは計り知れないものがありますが、それが「どうしても許せない!」となるのは男性のほうが多いようです。

■DVだけでなく精神的暴力も急増

そして、近年急増しているのが精神的虐待、つまりモラハラ。夫からの申し立て第2位、妻からの第3位にランクインしています。妻による夫へのモラハラも増えており、その数は1970年代に比べて2倍と急増しています。

モラハラは被害を受けた側が1人で抱え込んでしまうことが多く、精神的に追い詰められてしまうことも。また、日常的に被害を受けても、子供や生活のためと我慢をしてしまう妻も多いようです。

しかし、もし被害を受けたら一刻も早く適切な機関に相談をすることが大切。

■「性格の不一致」は離婚の正当な理由になる?

夫婦で話し合い、双方の合意が得られれば自由に離婚することが認められています。しかし、夫婦のどちらかが納得しない場合は、強制力のない協議離婚や離婚調停によって離婚することはできません。

そこで、離婚訴訟を行う必要が出てきます。しかし、“性格の不一致”は、浮気や暴力と違ってとても曖昧な原因であり、それだけで離婚を勝ち取るのは難しいようです。

■離婚の相談相手、弁護士に払う費用は?

離婚をしたいと考えている人にとって、頼もしい相談相手となるのが弁護士。離婚を専門にしている弁護士も多く存在します。

離婚を相談したい場合、時間で区切っている場合が多く、30分で5,000円程度の相談料が発生する場合が多いようです。

また、調停を依頼した場合にかかる費用は、平均して60万円程度。追加で着手金など別途費用がかかる場合もあるので、十分に注意しましょう。

慰謝料の相場ってどれくらいなの?

夫婦のどちらかに離婚の原因があったときは、原因のある方が相手に離婚慰謝料を支払わなければならないことが法律で定められています。その金額は、離婚の原因により様々。具体的にどれくらいもらえるのか、理由別に見てみましょう。

(1)モラハラによる精神的苦痛を離婚原因とする場合の慰謝料相場

モラハラが原因の場合、精神的苦痛を受けた賠償として慰謝料を請求することができます。相場は一般的に50万円〜300万円程度。どれくらいの間被害を受けていたか、また精神的疾患の有無などの状況によって変動します。

(2)浮気、不倫による離婚の慰謝料相場

浮気や不倫が原因の場合、相場は100万円〜300万円程度。具体的な金額は相手の支払い能力や精神的苦痛を受けた度合いなど、様々な要素を考慮して決められます。

浮気に関する証拠をたくさん集めている、婚姻期間が長い、相手が高額所得者などといった場合、より多くの慰謝料をもらえる可能性があります。

(3)性格の不一致で離婚・慰謝料請求は可能?

性格の不一致が原因の場合は、残念ながら慰謝料を請求することはできません。不倫や暴力と違って性格の不一致は双方の歩み寄りが可能であり、どちらか一方だけが完全に悪いと責任を負わせることができないのです

(4)性交拒否(セックスレス)が原因の離婚請求と慰謝料の相場

セックスレスについては精神的損害の1つと考えられており、不倫やDVと同じように慰謝料を請求することが可能です。おおむね、1年間以上セックスレスであれば慰謝料の請求が可能で、金額の相場は100万円程度です。

■子どもの親権はどうやって決まる?

離婚後の親権をどちらに渡すか決めるのは、裁判の主催者である裁判所になります。

「離婚した後、どちらと一緒に暮らせば子どもがより幸せになれるか?」という観点から、居住環境、信頼関係や収入などの状況を考慮に入れ、より適切だと思われた方に親権が与えられます。

■離婚後にもめないために

大変な思いをして離婚したら、もうキレイサッパリしたいですよね。しかし、離婚後もさまざまなもめ事が起こるケースも珍しくありません。中でも1番多いのがお金に関することと言われています。

トラブルを回避するためにも、離婚時には財産分与についてしっかりと決めておく必要があります。財産分与の原則は、夫と妻で折半。たとえ妻が専業主婦の場合でも、夫が働いて得た財産は内助の功によるもの、という考えに基づいています。

離婚の原因ランキングの第1位はズバリ、性格の不一致でした。また、現代では昔と違って夫ではなく妻の不倫、妻からのDVによる離婚の原因が急増しています。

一緒にいても苦痛なだけの結婚生活なら、ガマンして一緒にいるより、離婚して第二の人生を選択したほうが幸せになれるかもしれません。

ただし、離婚にかかる費用は弁護士費用で数十万円と決して安くないので、依頼するときは十分に確認するようにしましょう。