エコカーの大本命と言ってもいい電気自動車。増えつつあるとはいえ、普及はこれからの課題。では、これから先、どうなれば電気自動車は普及するのだろうか。パーク24は、ドライバー向け会員制サービス「タイムズクラブ」の会員を対象に「電気自動車」に関するアンケートを実施。その結果を発表した。

「電気自動車」に関するアンケート

■充電1回あたりの航続距離に対する理解度が向上

電気自動車の充電1回あたりの走行距離について、「101km〜200km」と認識している人が28%で最も多く、次いで23%が「51km〜100km」と回答した。現在販売されている電気自動車のカタログなどでは、1回充電あたりの航続距離は「180km〜220km(JC08モード)」が中心。カタログに掲載された距離を回答した人は17%で、0.7%だった前回(2014年12月)よりも大幅にアップした。また、前回は9割以上が「50km以下」と回答していたが、今回「50km以下」は2割まで減少しており、電気自動車の理解度が高まっていることがわかる。

「電気自動車」に関するアンケート

■クルマの燃料、1番人気は「ガソリン」。次いで「電気」

燃料でクルマを選ぶ場合、6割が「ガソリン」と回答。次いで「電気」となったが、前回の17%から13%に低下した。航続距離の理解度が高まったものの、購入意向にはつながっていないようだ。また、「ディーゼル」や「プラグインハイブリッド」は前回とほとんど変化はないが、「水素」は13%から6%へ半減した。

「電気自動車」に関するアンケート

年代別でみると、40代以上は「電気」「プラグインハイブリッド」が「ディーゼル」を上回っているが、30代以下は「ディーゼル」が「電気」「プラグインハイブリッド」を上回る逆の結果となった。特に20代以下の若者は、「ガソリン」と「ディーゼル」を合わせると85%に上り、「電気」の割合に至っては40代以上の半分以下だ。環境に配慮した自動車への関心は、年齢を重ねるほど高くなっていることがわかる。

「電気自動車」に関するアンケート

■EVの普及には「航続距離」や「充電ステーション」よりも「価格」が重要

電気自動車がどのようになったら購入するかを聞いたところ、4割が「価格が手ごろになったら」と回答し、次いで「充電ステーションが増えたら」が23%、「航続距離に不安がなくなったら」が20%となった。現在、電気自動車の新車販売価格は200万円を超えているが、クルマ購入時の予算は200万円未満という人が多く、電気自動車の普及には、「充電ステーションの数」や「航続距離」以上に購入予算に近い「価格」の設定が重要であることがわかった。なお、「その他」の回答では、「充電時間の短縮」が多数を占めたほか、少数意見として、「マニュアル車が出たら」「エンジン音が好きなので電気自動車の購入は考えていない」など、自動車好きならではの意見も見られた。

「電気自動車」に関するアンケート

今回アンケートを実施した2015年12月のガソリン価格は112.8円/Lで、前回のアンケート実施時期である2014年12月の140.6円/Lより28円ほど値下がっている。「どの燃料のクルマが欲しいですか」という質問で、「ガソリン」が前年より10%も増加していた。これは、ガソリン価格の低下により、選ぶ燃料に変化が出た可能性が考えられる。また、「電気自動車がどのようになったら購入しますか」の回答からは、電気自動車の購入を促すには「価格が手ごろになる」ことが重要だと分かった。車体価格に加え、日々の燃料代など維持費を含めたトータルコストで、ガソリン車よりも優位になることが、電気自動車購入のカギとなるのかもしれない。

【調査概要】
調査対象:タイムズクラブ会員(2014年12月7日以降に入会し、直近でタイムズ駐車場・タイムズカープラス・タイムズカーレンタルを利用された方)
調査方法:非公開型インターネットアンケート
調査期間:2015年12月7日〜12月13日
有効回答者数:8021名

文/編集部