ランドセル選びに悩むママへ 専門家が選び方のコツを教えます

写真拡大

昔は黒と赤しかなかったランドセルがすっかりカラフルになった。高額な限定品を購入するため早い時期から東奔西走する“ラン活”という言葉が生まれ、すでに来春入学予定の子供を持つ家庭ではランドセル選びが始まっている。「教えて!goo」にも「お薦めのランドセルを教えてください」などの質問が寄せられている。専門家にコツを聞いた。

■好きな色を選んで購入は正しい?

就学前の子供といえばカラフルな色を選びがち。だが水色や紫では、高学年になったときに子供っぽくて恥ずかしいのではないか?実際そのような心配をする保護者は多いという。

この悩みに対し、ランドセルの老舗メーカー、セイバン(兵庫県たつの市)広報担当者は「入学時に購入したランドセルを6年間使う方がほとんどです。皆さんカラフルなものを購入されているので一人だけ浮くこともありませんから大丈夫ですよ」と不安を払拭してくれた。皆さん好きな色を選んで購入していることが判明した。

■本革か、合成皮革か

素材は本革と合成皮革のクラリーノがあり、本革は手入れが大変だったり、傷や汚れが付きやすいというイメージがある。だがこの点に関しても「本革には馬の革と牛革がありますが、どちらも撥水加工されていますので傷や汚れには強くなっています」という。

少子化で子供ひとり当たりにかけるお金が増えており、両親とそれぞれの祖父母も加えた6つのポケットがあるとも言われているが、その結果「より良いものをと考えて高い商品から売れていく傾向があります」とのこと。セイバンでは直営店限定の「HOMARE」という商品で、高級革のコードバンを使ったランドセルの値段が最高価格の9万1800円となっている。

■人気のカラーは……

流行りの色を聞いてみた。まずは女の子から紹介すると「一番人気のカラーはピンクで変わらないのですが、ブルーとかパープルといった寒色系が2番目に入るようになりました。パール素材のキラキラしたランドセルも人気です」とのこと。

男の子はというと「黒が一番人気ですが、ステッチに金色や赤色を使ってそこで遊んでいただく感じです」。ランドセルもおしゃれになった。

■空のランドセルが軽いのは当たり前

色やデザインを重視しがちだが、広報担当者は「機能性も重視してほしい」とも。「店頭で空のランドセルを持って『軽〜い』と驚かれますが、空のランドセルが軽いのは当たり前です。5時間分の授業の教科書などを入れた重いものを、いかに軽く感じることができるか。それを考え、選んでいただければ」とアドバイスする。重心を上に置くと軽く感じることから、山登りのリュックの荷物は軽いものから下に詰めていくが、ランドセルでも同じ工夫をしている商品があるという。色やデザインだけではなく、機能面もじっくりみたい。

筆者の記憶ではランドセルを投げるのは当たり前だった。喧嘩のときに盾にしたり、草野球のベースの代わりに使ったりとぞんざいに扱ってきたものだ。とくに男子なら一番安いものを与えておけばよいと思っていたのだが、おしゃれに気を配るきっかけになったり、非力な児童でも重い荷物が運べるような工夫が施されているなら悪くない。いざ自分が選ぶ立場となったら、やっぱり頭を悩ませそうだ。

(武藤章宏)

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)