子どもに夏休みの宿題をさせる方法を専門家に聞いてみた!

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夏休みの宿題は、子どもにとっても親にとっても頭の痛い問題だ。親としては子どもになるべく早く片づけてほしいと思うところだが、夏休みは長い。子どもは遊びを優先し、宿題を後回しにしがち。ゆえに「教えて!goo」に寄せられた「子どもに夏休みの宿題をさせる方法」のように、夏休みの宿題はもちろん、勉強自体に積極的ではない子どもに悩む親は多い。

そこで今回は夏休みの宿題のさせ方や、子どものやる気を引き出すためのアドバイスを、子育て心理の専門家である佐藤めぐみさんに聞いた。

■「宿題タイム」の設定が有効

宿題を後回しにする子どもに対し、親はただ注意する以外にどんなことをすればよいのだろう。

「お子さんの年齢、宿題のボリュームにもよりますが、ため込んでしまうと後が大変になりますので、親がリズムをつけてあげるのがよいです。たとえば、毎朝10時〜11時はお勉強タイムのような感じです」(佐藤さん)

夏休みは学校の授業がない分、時間の感覚が薄れ、時間を無駄に過ごしてしまいがちだ。だからこそ、親が時間割のような感覚で宿題タイムを設定してあげることが有効なのだという。

「朝のバタバタがひと段落した時間に設定するのが理想だと思います。親が忙しい時間に宿題タイムを設定すると、面倒も見てあげられず、子ども一人では気も逸れがちです。これをきっかけに『こら〜っ』という展開になってしまっては、元も子もありません」(佐藤さん)

子どもが一人でタイムマネージメントをするのは難しい。ある程度は親の監督が必要なのだ。

■キャンプは最高の課外授業

こうした親のタイムマネージメントが功を奏し、順調に宿題が片付けば、残りの期間は自由に使えることになる。親としては、できれば普段の延長の遊びだけで過ごしてほしくなないところ。そんな時はどんなことをさせればよいのだろうか。

「自然体験がおすすめです。星空を見たり、昆虫採集をしたり、川で遊んだりという経験は机上の勉強では得られないかけがえのない経験です。家族でキャンプなどは最高ではないでしょうか」(佐藤さん)

家族でキャンプや野外に出掛けた思い出を、大人になっても覚えているという人は多いのではないか。ぜひ、子どもの興味や好奇心をそそるような自然体験を選び、家族で出掛けてみてはいかがだろうか。

■子どものやる気を引きだすには?

子どもの勉強に対する自主性ややる気は、夏休みの宿題だけにとどまらず、今後の勉強へのモチベーション維持にも関わる。最後に、佐藤さんから子どものやる気を引き出すために親ができることをアドバイスいただいた。

「子どもはほめられるとやる気を出し、叱られるとやる気を削ぎます。宿題をやらないとついついダメ出ししたり、怒鳴ったりで、ネガティブな言葉を浴びせてしまいがち。でもそれではどんどん子どもはやる気を失ってしまいます。親は子どもを奮起させたくて叱咤(しった)しているのですが、否定文というのは、子どものみならず誰の心にも響かないのです」(佐藤さん)

親は叱咤激励しているつもりでも、否定的な言葉は子どものやる気にはマイナスに作用してしまう。子どものやる気を引き出すためにも、長所や得意なことには素直にほめてあげるようにしよう。

夏休みの宿題は子どもの自律性と自主性を育てるいい機会。親がうまくサポートできれば、子どもの今後の生活にもいい影響を与える。これを機に、大人も子どもへの関わり方やサポートの仕方をもう一度振り返ってみてはいかがだろうか。

● 専門家プロフィール:佐藤 めぐみ(さとう めぐみ)
子育て心理の専門家。育児相談室「ポジカフェ」主宰。ポジティブ心理学をベースにしたママ向けストレス診断や育児相談などを実施中。著書に「子育て心理学のプロが教える輝くママの習慣」、他。佐藤めぐみFacebookページ

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)