女性の仕事満足度を高める5つの要素

写真拡大

女性は仕事の何に満足感を得るのだろうか。

企業の給与などに関する情報を収集・提供するペイスケール(Payscale)が実施した調査によれば、仕事に対する女性の満足度は、男性ほど報酬と結びついてはいないようだ。では、報酬以外のどのような問題が満足度に影響を及ぼしているのだろうか。

女性の労働環境の改善を目指すフェアリーゴッドボス(Fairygodboss)では、5,000件を超える女性従業員のレビューを調査。すると自己申告の仕事満足度とコメントの間には、少なくとも5つの重要な相関関係があることが分かった。

1. 総合的な男女平等

自分の雇用主は男性従業員と女性従業員を平等に扱っていると考えている女性は、仕事に対する満足度が高い傾向にある。

男女の平等は、単なる個人的あるいは政治的な問題ではない。女性にとって、日々の職場での経験に大きな意味を持つ重要な問題なのだ。

2. 経営陣の男女数バランス

自分が働く企業の経営陣に女性が含まれているとコメントしている女性は、経営陣に女性が含まれていないとしている女性に比べて一般に仕事に対する満足度が高い。

女性幹部がいないことが、彼女たちの日常的な仕事経験にどう直接的に影響するのかは、あまりはっきりしていない。だが多くの女性は、若い女性には職場における女性のロールモデルが必要だと考えている。よく言われるように、「自分に見えないものになることはできない」からだ。

3. ワーク・ライフ・バランス

女性の仕事満足度と、自分が働く企業のワーク・ライフ・バランスの”質”に関する評価には、明らかに直接的な関係がある。その質を評価するにあたって、女性があげる主な例が、労働時間とその柔軟性のようだ。たとえば製薬会社で働くある女性は、こうコメントしている。「私の会社では、ワーク・ライフ・バランスを重視している。夏は金曜日が半日出勤で、自宅作業が可能な時間に上限がない(もちろん自分の仕事をきちんと終わらせることが前提だが)。入社1年目から病欠も無制限に取得(妥当な理由があれば)できるし、有給休暇は15日、パーソナル・デー(バケーション&病欠以外の理由で取得できる有給休暇)は5日ある。大部分の人は週の労働時間が35〜40時間だ」

複数の要素の組み合わせが、従業員にとっていいワーク・ライフ・バランスにつながる可能性が高い。だが重要なのはおそらく、日頃から残業や週末に働くことを求められないという前提だろう。

4. 家族にやさしいか

家族を持つ人にやさしい職場も、ワーク・ライフ・バランスの質がいい職場ということになる。だがこの”家族にやさしい”という表現がコメントに多く使われていたため、別個に扱った。コンサルティング業界で働く新米ママは、自分の会社のどこが家族にやさしいかについて、こう説明している。「日々のスケジュールの融通が利く。産休明けの職場復帰にあたって移行期がある(多くの人はパートタイムから始める)」

アメリカでは18歳未満の子どもを持ちながら働く母親が5,000万人以上いる。家族にやさしい企業で働く女性の満足度が高いのは、当然と言えるだろう。

5. より長い有給出産休暇

有給の出産休暇がより長い企業で働く女性の方が、仕事満足度が高い。育児休暇制度は、家庭生活やワーク・ライフ・バランスに対する企業の姿勢を表しているため、これらが仕事満足度にプラスの影響を及ぼすのは当然だろう。またこの分野は、新しく家庭を持つ(あるいはそれを検討している)従業員のために、雇用主がすぐに変革を実行できる分野でもある。

ここに挙げた相関関係は、女性の仕事満足度と職場の状況について因果関係を裏付けるものではない。だが今回の調査によれば、仕事満足度の高い女性たちには、これら5つの要素が揃っているようだ。ここから学べる教訓があるはずだ。