21日、韓国の高速道路で観光バスが前を走る乗用車に猛スピードで追突し女性4人が死亡した事故を受け、韓国・朝鮮日報は事故の起こった嶺東高速道路など韓国の高速道路におけるバスの運行実態を調査し報じた。写真はソウル。

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2016年7月21日、韓国の高速道路で観光バスが前を走る乗用車に猛スピードで追突し女性4人が死亡した事故を受け、韓国・朝鮮日報は事故の起こった嶺東高速道路など韓国の高速道路におけるバスの運行実態を調査し報じた。

20日午後1時ごろ、取材陣の車は制限速度の時速100キロを守りながら30分ほど嶺東高速を走ったが、この間45人乗りの大型バス20台余りが車線を行き来しながら時速100キロ以上で走行したことが確認された。同じころ、ソウルと釜山を結ぶ京釜高速の状況も似たようなものだ。こちらの制限速度は時速110キロだが、105キロ程度で走る取材車の横を、貸し切りバスが「シュンッ」と音を立てて走り去る。こうして20分ほどの間に20台のバスが取材車を追い抜いていった。

スピードだけでなく、車間距離にも大いに問題があった。両高速でこの日3時間ほど観察した結果、時速100キロ走行時に安全とされる車間距離50メートル以上を保っていたバスはほぼ皆無。ほとんどが20メートル以下の車間で、後ろに迫る大型バスに恐怖を感じ車線を移る乗用車も少なくなかった。

さらに、道路交通法によると、嶺東高速のようにバス専用車線がない道路の場合、バスなどの大型車両は指定車線を走るよう義務付けられているが、この日、法を守り指定車線のみを走っていたバスはとうとう1台も見つからなかった。

そして記事は、「この“修羅場”のどこにも、スピード違反のバスを取り締まる警察の姿はなかった」と伝えた。

これに韓国のネットユーザーから多数のコメントが寄せられている。

「バスも問題だけど、車間距離を守ると横入りしてくる車も問題」
「誰かが犠牲にならないと問題が解決されない、こんな現状が嫌だ」
「大型トラックは車線を守って走ってるよ。問題はバス。取り締まりもトラックはするのにバスにはしない」

「基本マナーを守るだけでも事故は半分に減る」
「後ろにぴったりくっつくのはやめて。怖い」
「街の路線バスから取り締まりを強化すべき。割り込みは路線バスの定石みたいなものだ」
「前から知ってたくせに何をいまさら。韓国は昔からこうだったじゃないか」

「運転中に前の車より後ろの車に神経を使わなきゃならない国は韓国だけだろう」
「バスや大型車両だけの問題じゃなさそうだけど?」
「基本もなってない国で何を期待する?高速道路だけじゃない。近所の一般道だって同じ。国民性が変わらない限り無理」(翻訳・編集/吉金)