日本では、最近「ネコノミクス」という言葉も流行するほどの猫ブーム。実際、猫を飼っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?

しかし、一般財団法人ペットフード協会によれば、日本の猫の平均寿命は約15.75歳。アメリカでは約11歳とのこと。飼い主としては、少しでも長くかわいい猫と過ごしたいはず。

そのためには、一体どうすればいいのか? 海外の研究結果を参考にお伝えしましょう。

■一般的な猫の老化サイン5点

これまで、一般的な猫の老化のサインは「姿勢」「俊敏さ」「消化機能」「睡眠」「認知能力」の5点でした。

一方、身体機能面では、高齢の猫には「爪がもろくなる」「嗅覚や視力が衰える」などの傾向が見受けられます。

このような老化を防ぐためには、「飼い主が猫の健康に間断なく注意を払うがために、普段の飼い主と猫との関係性や日々の運動を阻害してはならない」と獣医学の専門家は述べています。

たとえば猫の毛皮と目は、老化を見分けやすいポイントです。

ところが、前述の専門家は「実は、猫の老化がもっとも出やすいのは眼球の虹彩細胞であり、その萎縮が、飼い主たちがしばしば口にする『うちの猫の目が青白く霞んでしまった』という現象である」と指摘しています。

また、高齢の猫の多くは歯や口腔内になんらかの変化を起こしています。しかし、これは必ずしも健康な猫には起きていないということではありません。

高齢の猫には人間と同様にさまざまな変化が生じていますが、すべてが病気の原因というわけではないのです。また、高齢ということ自体が、猫の健康やQuality of Lifeに少なからず影響を与えています。

もし仮に、病気を猫の老化という問題から切り離したとして、その猫が高齢であっても、状態いかんでは十分に健康であるといえるのです。

■飼い猫の25の要注意サイン

今年初めに出版された科学雑誌『PLOS ONE』で、「飼い猫がどのような状態にあるのかを判断するための25のリスト」が発表されました。

なんと、そのうちのいくつかに自分の猫の様子が該当すると、それは体内でなんらかの痛みを感じているサインになるというのです。

よって、飼い猫に長生きしてもらいたいと思うならリストを参考にして、普段から様子を積極的に観察してください。

その25の要注意サインは、以下の通りです。

(1)足の不自由さ

(2)ジャンプのしにくさ

(3)不安定な足取り

(4)動作を拒む

(5)動悸がみられる

(6)物陰に隠れたがる

(7)毛づくろいを止める

(8)遊びたがらない

(9)消化機能の低下

(10)動かなくなる

(11)飼い主にじゃれつかなくなる

(12)おとなしくなる

(13)気性が激しくなる

(14)背中がより丸まる

(15)体重の増減がある

(16)身体のある場所を引っ掻く

(17)頭部を下げた姿勢が増える

(18)自発的でない瞬きが増加する

(19)食事の際の姿勢が変化する

(20)まぶしい場所を避ける

(21)唸る

(22)苦痛でうめく

(23)目を閉じる

(24)おもらしをする

(25)尻尾が弱々しくなる

もしすでに飼い猫に変化があるようなら、早めに専門家に診せるなどの対処をとるようにしてください。

猫は、15年生きた段階で、人間の年齢に換算すると76歳にあたると考えられています。

猫も大事な家族の一員。このような25のサインを毎日の暮らしのなかできちんと意識してあげることで、より大切にすることができるのではないでしょうか。

(文/大熊猫)

 

【参考】

※Is your feline feeling fine? Researchers reveal the signs that show cats will have a long time-Daily Mail Online