夫婦の不仲だけではない!家庭内別居が急増の理由

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一般的に、家庭内別居というのは、マイナスのイメージがありますよね。たしかに、従来のイメージ通り、“夫婦の不仲”がきっかけで、家庭内別居に至ることも少なくありません。しかし、お互いがストレスなく生活していくために、家庭内別居という形をとる夫婦もいるといいます。

●家庭内別居は仮面夫婦の生活スタイル?

夫婦の問題は、当事者の2人にしかわかりません。まわりから見れば、素敵なおしどり夫婦でも、家に帰ると…なんてことも、ありますよね。夫婦関係がすでに破たんしていても、子どもへの影響や経済的な問題、世間体など、さまざまな理由から、なかなか離婚に踏み出せない“仮面夫婦”という夫婦の在り方もあります。

仮面夫婦の多くは、家庭内別居を選択します。夫は家計を支え、妻は育児や家事をする。それ以外はほとんど顔を合わせないケースは多いのだそう。

パートナーとはうまくいかず、顔も見たくないと思っていても、子どもは別もの。家庭内別居を決意するのは、“子どものため”という意見が多い印象。離婚しないことで、子どもの心の負担軽減、養育費などがない、子どもと離れずに済むなどのメリットがあると言われています。

●夫婦の今後を考えるのに家庭内別居がピッタリ!?

本当に離婚を考えている夫婦なら、顔も見たくもない、同じ空気を吸いたくないと感じるもの。本来なら、すぐに離婚するか、家庭内ではなく、文字通り“別居”を選択することが多いそう。そんな時、家庭内別居は、円満な結婚生活と離婚という両極端のものをつなぐ、中間地点になってくれるのだとか。

疲れていたり、落ち込んでいたりすると、夫婦関係もすれ違いがちになってしまいますよね。そんな状態で夫婦ゲンカに発展してしまうと、感情的になってしまい、思ってもいないことを言ってしまう…。家庭内別居という形を選択することで、お互いが反省し、あらためてパートナーのありがたさに気づくことができる。家庭内別居という冷却期間を経て、また元通りになる夫婦は少なくないそうです。

●夫婦生活にもプライベートは必要

情報共有は、夫婦生活にとって大切なことですよね。隠し事をすることで、夫婦の危機が訪れることも珍しくはありません。しかし、裏を返せば、お互いのプライベートな時間が減ってしまうということでもあります。

一緒に生活していくなかで、それが息苦しくなってしまう。さらに、それが原因で夫婦関係もギスギス…。そんな時は、家庭内別居とまではいかなくても、まずはしばらく寝室を別にしてみるのも、関係修復に効果が期待できそう。それぞれの部屋があることで、自分のプライベート空間を守れます。

夫婦といっても、元々は赤の他人。“いつでもどこでも”は理想ではありますが、そう簡単にはいきません。時には、少し距離を置いて、自分のこと、夫婦のこと、子どものことなど、ゆっくり見つめ直す機会も必要なのかもしれませんね。

(文・明日陽樹/考務店)