日本ゴルフツアー機構公式サイトより

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 福岡県警は7月19日の深夜0時半ごろ、プロゴルファー・米倉健太郎容疑者(40)を覚せい剤取締法違反(所持)の容疑で逮捕したと発表。自宅マンション近くの路上で、警察官の姿を見るや慌てて去ろうとした米倉容疑者を職務質問、財布の中に覚せい剤約1グラムを所持し「自分用に持っていた」と容疑を認めたという。

 プロといっても最近は活躍が見られず、企業主催のゴルフレッスンや靴の中敷き開発などに協力して生計を立てていたというが、ある企業の広報担当者によると「昨年末、新たなレッスン企画を電話で相談したところ、様子がおかしかった。その後、連絡が途絶えていた」という。

「いつもは落ち着いた感じで話す人なのに、何か慌てた様子だったんですよ。言葉がどもっていて、そのうち『ママママワッ』って意味不明なこと言ってたんです。忙しいときに電話してしまったのかと思い、その場は会話を終わらせたんですが、翌日以降は電話しても出ないまま。薬物と関係あるかはわかりませんが、変な感じでした。うちは結果的にレッスンを依頼しなくてよかったんですが……」と広報担当。それまでに3年ほどの付き合いがあったというが、「ゴルフで結果は出なくても頑張っているという感じの人で、薬物をやるようには見えなかった」という。

 ただ、同じゴルフ界の関係者は「とても気が小さいところがあって、本番に弱い一面があった。気の弱さを克服できればもっと伸びた男」という評価もしている。成績に伸び悩んで薬物に手を出したということだったのだろうか。

 米倉容疑者は97年の日本学生ゴルフ選手権に優勝し、「天才」と呼ばれて将来を嘱望されたが、翌年プロ転向してからしばらく結果が出なかった。報われたのは宮里優作、宮里聖志の人気兄弟と競った12年の九州オープンで、ようやく通算9アンダーの207で初優勝。賞金500万円を手にし「プロになってやっと勝てた。九州選手に恥じないゴルフをやっていく」と語っていた。

 ただ、同年の日本オープンでは56位、その後は目立つ活躍も見られなくなっていた。関係者によると「20代で結婚した妻との間には娘もいた」というが、一方で妻ではない女性と歩く姿も目撃されていた。

「ホステスにも見える、ちょっと派手めの若い女性と夜の繁華街を歩いていた」というのが、関係者が耳にした目撃談。気の弱いタレントやアスリートの男性が薬物に手を出す場合、不倫相手など交際女性と一緒に犯行に及ぶパターンが多く、最近ではASKAや高知東生がそうだった。米倉容疑者に同様の交際相手がいたかどうかはわからないが、今後の捜査で使用状況などはわかってくるだろう。

 いずれにせよ、プロになってからもっとも名前が取り上げられたのがゴルフではなく薬物事件だったというのは情けない話。前出の広報担当者は「犯罪者となった以上、もう2度と接触することはなさそう」と言っており、清原和博のような有名アスリートではなくとも、失ったものは大きそうだ。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)