国立がん研究センターなどの研究班は2016年7月22日、がん患者を追跡した5年後の生存率(全国推計)を発表した。

2006〜2008年にがんと診断された全国の約64万人を調査。すべてのがんの5年生存率は62.1%で過去2回の調査より3〜5ポイント向上している。

5年生存率の割合が高いほど治療で命を救える効果があり、5年が治療や経過観察の目安といわれている。生存率が向上したのは、早期発見や治療技術が進んだことと、予後がよい、前立腺がんと乳がんの患者が増えたためだ。主ながんの部位別5年生存率は次のとおりだ。

口腔・咽頭(60.2%)/食道(37.2%)/胃(64.6%)/大腸(71.1%)/肝臓(32.6%)/胆嚢・胆管(22.5%)/すい臓(7.7%)/喉頭(78.7%)/肺(31.9%)/皮膚(92.4%)/乳房(91.1%)/子宮頸部(73.4%)/子宮体部(81.1%)/卵巣(58.0%)/前立腺(97.5%)/膀胱(76.1%)/腎臓・尿路(69.1%)/脳・中枢神経系(35.5%)/甲状腺(93.7%)/悪性リンパ腫(65.5%)/多発性骨髄腫(36.4%)/白血病(39.2%)。