美しい自然とスローライフを満喫しながら水治療を【ラ ロッシュ ポゼ村紀行#3】

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パリから約2時間、フランス中西部にあるラ ロッシュ ポゼ村のターマルセンターは、皮膚科医の指導のもと肌に良い成分を豊富に含んだ湧水で肌トラブルを治す施設です。特集第3弾では前回にひきつづき水治療の様子をご紹介しつつ、村での滞在もレポートします。
村には2箇所ターマルセンターがあり、どちらも同じ治療内容を提供しています。利用者は3週間ほど村に滞在し、センターに通って治療を受けます。前回ご紹介したのは街の中心から歩いて10分ほどのところにあるコネターブルという施設。続いて村の中央広場からすぐの場所にあるサン・ロッシュという施設を訪れました。ここで出会ったのが日本からアトピー治療のためにお母さんと一緒にやってきた姉妹。密着取材に応じてくれました。
患者それぞれの症状に合わせた水治療プログラム
まずは皮膚科医の先生が症状を詳しくみて診断書を書いてくれます。
そして初日からすぐに治療が始まります。初めての場所でドキドキした様子の姉妹!

ニードルスプレーは、皮膚科医が直接施術してくれるので安心です。

顔へのミストはやさしいタッチで慎重に。
全身用スプレーミストの個室にも入ります。写真ではわかりにくいのですが、左側のノズルから肌に良い成分を含んだ湧水のミストが勢いよく吹き出しています。ミストにあたること数分間。最初はもうもうとする蒸気にびっくりでしたが、だんだん慣れてきました。
次は入浴療法のお風呂。36度のぬるま湯で、泡がぶくぶくしていて気持ちよさそう!
治療は午前中でおしまい。外のターマルウォーターが出る水飲み場でひと休み。
代謝を促し、免疫機能を整えてくれるターマルウォーターは体にもとても良いので、決められた量を毎日飲みます。お水を汲んで宿に持ってかえるための容器をもらいました。

滞在先はどんなところ?
さて、治療取材が終わった後、お言葉に甘えて長期滞在をするホテルにお邪魔させていただくことになりました。向かったのはラ ロッシュ ポゼ ターマルセンターから歩いて5分もかからない場所にあるLe Jardin des Lys(ル・ジャルダン・ド・リ:「百合の庭」という意味です)。
乙女心をくすぐるエントランスには百合の花。
宿泊者が使える共有スペース。
ファミリー向けからシングル・ルームまで様々なお部屋があります。
お庭にはお花がいっぱい咲いています。
今日は宿でお昼ごはん。かわいいテーブルセッティングに姉妹もにっこり。

キッチンではオーナーのアンヌさんが調理中です。庭でとれた野菜サラダにかけているのはバルサミコと自家製くるみオイル。気さくで暖かいお人柄のアンヌさんはさすがフランスマダム。料理をするときもシックな装いです。
自家製サラミも噛むほどに深い味わいが出てきて絶品でした。ソシソンといって、フランスでは食前のおつまみとして定番。ワインにも合うし、バゲットに挟んでサンドイッチにしてもおいしいのです。
メインは白身魚をホイルに包んでオーブンで蒸し焼きにしたもの。レモンとバターのシンプルな味付けで身体に優しい味。そして横に添えてあるのが、近くの畑でとれた人参とジャガイモのピューレ。野菜の自然の甘さにバターのコクが加わりついつい何度もおかわりをしてしまいます。
そしてデザートはクレームブリュレ。家庭の味で甘さがきつ過ぎず、とてもおいしい! 大人たちには最後の〆として自家製のヤギのチーズとコーヒーを出してくれました。
ル・ジャルダン・ド・リはホテルとしてだけでなく、レストランとしても営業しています。地元でとれた食材をたっぷり使ったアンヌさんのお料理を食べにぜひ訪れてみたい場所です。
ラ ロッシュ ポゼ村にはこうした個人経営の宿だけでなく、高級ホテルから安く借りられるアパートメントまで、様々な価格帯の宿泊施設が揃っています。大都会のパリから約2時間で行ける静かなスパタウン。ここにはシンプルライフを味わえる、ゆったりとした時間が流れています。
次回は、パリジェンヌに愛されるターマルウォーターを使ったスキンケアブランド「ラ ロッシュ ポゼ」をご紹介します。

今回訪れた場所
Les Thermes La Roche Posay(ラ ロッシュ ポゼ ターマルセンター)
Le Jardin de Lys(ル・ジャルダン・ド・リ)

ラ ロッシュ ポゼ村紀行
#1 水の力で肌を健やかに、歴史あるフランスのスパタウン
#2 天然湧水を使って肌トラブルを治すヨーロッパ最大の水治療センター

取材・文・撮影 野澤朋代
(取材協力・ラ ロッシュ ポゼ)

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