21日、台湾・聯合報によると、先日、台湾で発生したバス火災で、バス会社の社長が非常ドアを開けてみせようとしたところ開かなかったという。

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2016年7月21日、台湾・聯合報によると、先日、台湾で発生したバス火災で、バス会社の社長が非常ドアを開けてみせようとしたところ開かなかったという。

今回のバス事故では、バス前方のドアや後部の非常ドアが開かず、中国人観光客24人を含む乗員乗客26人が死亡した。台湾の検察は、非常ドアにロックがかかっていた可能性が高いと指摘しており、救助にあたった人は、「外から非常ドアを開けようとしたが開かなかった」と証言している。

これを受け、20日に検察立ち会いのもとで、バス会社の林(リン)社長が同タイプのバスで非常ドアの説明を行った。林社長は自信満々に「後部の非常ドアは問題ありません」と話していたが、実際に中から開こうとしてもドアは開かなかった。林社長は「外にいる人はレバーをつかまないで!」と叫んだが、「誰もつかんでいませんよ?」という答えが返ってきた。

検察によると、事故車両の非常ドアにはチャイルドロックのような装置があり、運転席の下にスイッチがあるという。台湾の法律では、非常ドアにロックを取り付けていることが発覚すると9万台湾ドル(約30万円)の罰金や免許停止が科される。検察は、「バス会社の法的責任は免れない」としている。ただ、ある業界関係者は、規定では非常ドアをロックしてはいけないことになっているが、観光バスは窃盗被害などが頻繁に起きるため、防犯のためにロックすることが慣例になっていると話している。(翻訳・編集/北田)