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東京都福祉保健局は7月21日、夏季に流行する小児感染症のヘルパンギーナが流行しており、東京都内では警報基準を超えたと発表した。

ヘルパンギーナと手足口病、咽頭結膜熱(プール熱)は「3大夏風邪」とも呼ばれ、毎年夏ごろに小児を中心に流行する感染症とされている。同局によると、特にヘルパンギーナについては、都内の小児科定点医療機関からの第28週(7月11日〜17日)における患者報告数が、都の警報基準を超えて「大きな流行」になっているとのこと。

ヘルパンギーナはエンテロウイルス、コクサッキーウイルスを原因とする感染症で、夏季に流行する。6月ごろから急激に感染が増え、通常は7月末から8月にピークを迎える。症状としては水疱(すいほう)が口内に出やすく、急に高熱(38度以上)となることが多い。また、喉の痛みや食欲低下も伴う。乳幼児に発症例が多くて潜伏期間は3〜6日間、症状は2〜4日間続くとされている。

2016年第28週(7月11日〜17日)の都内264カ所の小児科定点医療機関から報告された定点当たりのヘルパンギーナ患者報告数(都内全体)は、1週間あたり5.89人となっている。

ヘルパンギーナは、保健所単位で定点あたりの患者が6.0人/週を超えると「警報開始」となり、同2.0人/週を下回るまでは「警報レベル」に該当する。そして、警報レベルにある保健所の管内人口の合計が東京都全体の人口の30%を超えた場合、都の警報基準を超えることになる。

同局によると、同週で保健所別の患者報告数が警報レベルを超えたのは、31保健所中16保健所で、管内人口の合計は東京都全体の55.3%にもおよぶという。

ヘルパンギーナはせきなどによる飛沫(ひまつ)感染、水筒やコップの共有による接触感染、おむつ交換などによる糞口(ふんこう)感染によって感染する。感染予防策は、こまめな手洗い・うがいの徹底など。

同局は「患者の多くは小児であることから、家庭、保育所、幼稚園、学校等においても感染予防策の徹底をお願いします」と注意を呼びかけている。

※画像はすべて東京都福祉保健局より