21日、中国のポータルサイト・騰訊は、「日本はなぜ尊敬に値するのか」と題する記事を掲載した。資料写真。

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2016年7月21日、中国のポータルサイト・騰訊は、「日本はなぜ尊敬に値するのか」と題する記事を掲載した。

記事は日本のあるエピソードを紹介する。それは、「1人のための駅」だ。

今年3月に閉鎖されたJR北海道の石北本線の旧白滝駅は、当初、貨物を輸送するために作られたが、数十年前に貨物輸送がなくなると徐々にすたれていき、ほとんど利用されなくなった。しかし、以前から閉鎖の計画があったものの、唯一、通学で利用していた女子高生のために、閉鎖を先延ばしし続けた。そして今春、女子高生の卒業とともに、同駅の歴史も幕を閉じた。

このニュースは当時、中国でも大きな話題となり、「1人の駅」というキーワードはネット上を駆け巡った。その理由はやはり、中国ではこうした弱者の利益が大事にされないという事があるだろう。ネットユーザーからは、「国が子どもをどう扱うかで、子どもが将来、国をどう扱うかが決まる」という印象的なコメントが寄せられた。

記事は、「多くの人はこの隣人(日本)に対して複雑な感情を抱いているが、このエピソードが思いやりや愛にあふれていることは認めなければならない」とし、「子どもだけではなく、『社会が弱者に見せる態度が、社会の文明レベルを測る尺度だ』とも言われる。実は、人は皆、弱者になる時が必ずある。私たちの社会は弱者と向き合う時、十分に思いやりのある対応ができているだろうか」と問いかける。

そして最後に、「社会が発達しているか否かは、豪華できらびやかな建物だけではなく、一見すると些細なことに体現される。『1人の駅』の中に、私たちは(日本)政府の弱者に対する思いやりを見た。どんな国でも、この世で最も美しい風景はきっと“人情味”に違いないのだ」としている。(翻訳・編集/北田)