「アレに足りないもの」ではなく「全員でアレを下回る方法」を考える大サポート作戦、いよいよ仕上げの巻。
日馬富士、あの約束をはたすのは今日だ!

僕は先場所から白鵬クイズの答えを、ずっと考えていました。「何かが足りないんだろうね。横綱白鵬を倒すには、日頃の行ないがよくなければ」。はて、アレには何が足りないんだろう。「才能!」「実力!」「努力!」「才能!」「根性!」「落ち着き!」「嫁!」「才能!」「子ども!」「師匠!」「運!」「才能!」などと浮かんでは消える答えたち。

そしてひとつの結論に達しました。

「援護」である、と。

もはや白鵬を超えようなどとは思いません。ここから何があっても、もうあんなに優勝はできないし、あんなに勝てない。しかし、アレが1回も優勝しないで終わるというのは、さすがに納得できない。ケガもせず、負けもせず、休みもせず、いつもそれなりに勝っているのに、優勝しない。琴奨菊だって間違って偶然優勝したのに、アレが優勝しないというのはさすがに承服しかねる。これがサイコロ遊びだったら、「なかに重りでも入ってんじゃねーのか?」と噛んで割って確かめるくらい、裏目裏目だけが出ている。

しかし、今場所こそチャンスであります。

まず白鵬が応援にまわっている。若干の体調不良くさいところも感じますが、それ以上に「今場所は流し」という気配が強く漂っています。宝富士への負けは不覚としても、勢との取組でのさがりを踏んで勝手に転んだ負け、そして、照ノ富士をカド番から救うように「負けますね」と後退して出ていった十二日目の負け。白鵬は自ら退場し、「あとはご自由にどうぞ」と言っている。雀荘で雀鬼がカツ丼を食べる休憩時間のように勝負の舞台を遠巻きに見ています。

やはり、先場所の白鵬クイズは本人的にも反省点だったのかもしれません。さすがにちょっと言い過ぎた。しかもクイズ形式にするなんて、ちょっと遊び過ぎた。大人としてクイズ形式はいかん。その反省の中で「あぁ、アイツは大きい山を前にすると一層激しく燃え上がって真のチカラを出すタイプではなく、課長にしたら課長並み、部長にしたら部長なみに働くヤツなんだな」と気づいたのかもしれません。やっと気づいてくれたか。ありがとう!ナイスサポート!

↓九日目、勢との取組!「うわぁ、さがりを踏んで滑ってしまったぁ」の負け!


マリオカートでバナナ踏んで負けたら、負けやろ?

間違いなく負けです!

↓十二日目、照ノ富士との取組!「だめだぁ、立ち合い不成立でチカラがなくなってしまったぁ」の負け!


あるある!わけわかんない感じでアッサリ負ける日!

認めざるを得ない負けです!

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そして琴奨菊。初優勝が遠い昔に感じられるほど、もうすっかり元の琴奨菊に戻ってきてくれた。優勝と同じ年にカド番生活に再投入したばかりか、思い切ってキレイサッパリ休んでくれた。中途半端に出ていると、下手にアレ側に苦手意識があるもんだから、変化でバッタリ転がされるんじゃないかという懸念もありましたが、スッキリと休んでくれた。ありがとう!ナイスサポート!

そして、高安。「部屋にこもって稽古しても高安しか相手がいないんじゃねぇ…」と関係ないところでディスられつづけ、長らく「無援護砲」と呼ばれてきた男が、今場所は見事に援護をしてくれた。大関陣を早々に排除し、ちょっと頑張ろうかな的な余計な欲を断ち切った。兄弟子にピッタリ寄り添い、アレが負けたら自分も負けるという一歩後ろをついてくる恋女房のような姿。これ、これこれ!横綱には勝てなかったけれど、ついてきてくれるだけで心強い。もう来場所から高高(タカタカ)に四股名も変えちゃっていいくらい心強い。ありがとう!ナイスサポート!

↓「琉球で代々素潜り漁をやってきた男」みたいに頼もしいイケメンが、ついに素潜りをやめて援護にきた!


高安の充実が、アレの充実につながってるだろ!

「高々と 賜杯掲げる 易々と」、優勝旗を持つ仕事を頼むぞ!

それだけではない多くの人々の支え。「一門から横綱が出るかも」という、すごーーーーく遠いところでの援護を買って出て、日馬富士を倒してくれた嘉風。このままじゃアレ関が負けてしまうとばかりに、猛然と地面に飛び込んで先に落ちてくれた妙義龍。ハッキリと約束はしていないけれど、「自分が勝ち越し、アレがリード」という状況がもしも整っていたら、「急に腹が痛くなりました」と千秋楽はとっとと休んでくれるであろうポケモンGO栄道。すべてのサポートに「ありがとう!」。

そして、ひとつの約束がある。

場所前に漏れ聞こえてきた日馬富士の言葉。日刊スポーツの記者がぶつけた「アレが綱取りですが」という、何で日馬富士に聞くのか意味がわからない質問に対する、「お互い、10代からずっと稽古しているからね。ライバルではあるけど心の中で、どうしてもね」という言葉。そして、記者が感じた柔和な表情。

↓「柔和な表情は記者の妄想説」も根強いが、きっと柔和な表情を見せたんだと思う!

名古屋場所初日を10日後に控えた先月30日。名古屋市瑞穂区内に宿舎を構える伊勢ケ浜部屋で、横綱日馬富士(32)を取材する機会があった。名古屋場所の注目は、大関稀勢の里(30=田子ノ浦)の横綱昇進なるか。そのことに話を向けられた横綱は「お互い、10代からずっと稽古しているからね。ライバルではあるけど心の中で、どうしてもね」と柔和な表情を浮かべた。応援せずにはいられない、という心中なのだろう。



イイ話じゃないか!

半分八百長の相談みたいな流れだけど、イイ話!

これが大相撲のあたたかい手心だ!

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それは、「ここ一番で負けてくれて、白鵬には勝ってくれる」と受け取っていいんだよね…?マックス都合いい解釈だけど、そう受け取っていいんだよね…?もう、コッチも遠慮するような年じゃないから、マックス都合いいヤツ前提で話を進めちゃうけど、「ここ一番で負けてくれて、白鵬には勝ってくれる全力サポート」ということなんだよね…?「結構です」って言ったら商品を送ってる通販業者みたいに、マックス都合よく受け取っていいんだよね…!

今日、負けてくれるじゃん?

明日、白鵬にアレが負けて、日馬富士が豪栄道に負けて豪栄道の勝ち越しを確定させるじゃん?

で、千秋楽、日馬富士が白鵬に勝って、豪栄道が休んで、高安が土俵の外に自分でロケットダイブするじゃん?

アレ:「○●□」
日馬:「●●○」
白鵬:「○○●」

いっちゃおう。コレでいっちゃおう。13勝(優勝次点)、13勝(優勝次点)、12勝(優勝)の3場所合計38勝なら推せる。先々場所と先場所の貯金が活かせる今ならイケる。今しかないだろうということで、角界が総出で介護しているのだから、ココで行かずにいつ行くのかと。もう1回コレがリセットされましての、改めて仕切り直しということになれば、次はいつになるかわからない。ていうか、次を考えている猶予はもはやない!

鶴竜の横綱昇進直近の3場所は37勝(9-6、14-1、14-1)。日馬富士の横綱昇進直近の3場所は38勝(8-7、15-0、15-0)。白鵬38勝(10-5、13-2、15-0)。朝青龍38勝(10-5、14-1、14-1)。武蔵丸34勝(8-7、13-2、13-2)。若乃花36勝(10-5、14-1、12-3)。貴乃花41勝(11-4、15-0、15-0)。曙36勝(9-6、14-1、13-2)。うん、アリ、38勝なら全然アリ。優勝するのが下手糞なだけで、上げてもまったく遜色ナシ。弱い横綱の資格は十分にある。

怪我をしないことや休まないことは、本人の資質が伴わなければ絶対できないことです。偉業です。しかし、勝ち負けは「援護」が…限りなく八百長に近い最大限の援護があればどうにでもなるのです。我々は2場所連続優勝という高すぎる基準に縛られていました。しかし、それは「7-8、8-7、14-1、14-1、1-6-8、8-7」みたいなものを横綱にしてしまう可能性も含む、その場しか見ていない狭い了見だった。「総合的に強いうえで、決定打を放ったら」というあるべき考え方に立ち返らなくては。立ち返るならば、もう決めちゃってイイはずです。

ハッキリ言って、これ以上アレが強くなる見込みはない!

しかし、ギリギリ筋が通りそうなタイミングは今きた!

今こそ全員で押し上げよう!

お前が休んでるとき、お前がカド番のとき、客からチケット代を払ってもらっていたのは誰なのか!?

↓アレだ!

「新しい宗教が支えになった説」
「潰して燃やすとイイ煙が出る草の栽培を始めた説」
「この味の素みたいな粉、元気が出ますね説」
「田子ノ浦部屋がポケストップに選ばれた説」
「とにかく明るい萩原誕生説」

理由はわからないが、ピークがきている!

今こそ「全体的損得勘定」優先で、角界の一致団結を!

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少し前は、「いつか強くなって勝てばいい」的なことも考えましたが、それは少し違うな、と思い直しました。強くなって横綱になるんじゃなく、今のまんまで優勝し、横綱になってほしい。どこを直したとか、どこを改めたとかではなく、今のまんまで一度でいいから勝ってほしい。「アレはできるはずなんだよぉ!」と踏みつけた地面の固さ。信じた気持ち。それが間違いではなかったと示して、成仏させてほしい。

そして休みたい。正直、疲れた。毎場所毎場所、ドミノでも立てるような気持ちで、見守る相撲にクタクタです。「あ、倒れた」「あ、全部倒れた」「最後の1個で全部倒れた」の繰り返しにクッタクタです。気持ちよく休ませてほしい。「綱取り後の場所は全然ダメでしょうなぁ!」「1回優勝したから2年くらいダメでしょうなぁ!」と余裕をかまして見守りたい。残された時間に焦ることなく。

少年漫画のヒーローも最後は「オラにみんなのチカラをわけてくれ!」と他力全開で戦うじゃないですか。それが最終最強必殺技の扱いになるじゃないですか。ならば「アレにみんなのチカラをわけてくれ、つまり負けてくれ!」というお願いをしたっていいんじゃないでしょうか。それが僕らの愛するヒーローたちの、最後の勝ちパターンなのですから…!



アレが自ら敗北に向かうスピードより早く、電光石火で負けるのだ!