ダラダラ働くより有休消化!? 「ヨーロッパ人に学ぶ休暇の過ごし方」とは

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海外の会社では2週間の有給休暇は当たり前、中には2カ月休暇がとれる会社も珍しくはありません。のんびり休暇を幼いころから体験していない多くの日本人は、いざ2週間の休暇が与えられてももしかすると満喫する方法がわからないかもしれません。

マルタ島情報サイト『all about Malta』でマルタ共和国の魅力を発信しているさいとうさんに、ヨーロッパ人に学ぶべき休暇の過ごし方を伺ってみました。

■年次有給休暇を消化することは労働者の権利! 会社にとっても利点アリ

そもそも「うちの会社は有給があっても実際には取れない」という人がいますが、それは立派な法律違反です。労働者は有給休暇を使う権利がありますし、よほどの事情が会社側にない限り、それを却下することはできないことになっています。

もしあなたが中間管理職であったり上司であるなら、ぜひ率先して有休をとり、同僚や後輩が休みやすい環境づくりをしてください。

休暇をとるにはやるべきことを段取り良くこなすためだらだら仕事をする人も減るでしょうし、自分が不在の間はほかの人にお願いする必要があるため、マニュアル化やチームワークの面など、会社にとってもよいことが多いのではないかと思います。

海外で新しい視点を得て帰ってくれば、思わぬところでイノベーションを起こすことができるかもしれません。

■休暇のプランは“欲張らないこと”がポイント!

さいとうさんいわく、「日本人は休暇がなかなか取れないこともそうですが、どこに行くにも飛行機代がかかるので、つい一回の旅行でできるだけたくさんの経験をしたいと欲張ってしまう傾向があります」とのこと。

例えば地中海に浮かぶマルタ共和国という島に行くには、ローマから飛行機で約1時間。格安航空券なら1万円強で飛ぶことができます。日本からは直通飛行機がないのと、ヨーロッパに行くだけで11時間かかることもあり、確かに色々な経験を詰め込みたいという気持ちにもなるでしょう。

しかしここは心を鬼にして、スケジュールを詰め込まないようにしてみると、新しい発見があるかもしれません。観光地回りももちろんいいですが、それで疲れては意味がありません。非日常の空気を感じて視野を広げたりすることが海外旅行の目的でもあります。

■ヨーロッパ人は“見えないもの”に価値を見出している?

ヨーロッパの人は長期休暇がとれるということもあり、海で一日読書をしたりと余裕のある過ごし方をするためか、「休暇の過ごし方が上手」だと言われます。

しかし斎藤さんは「それ以上にヨーロッパの人は文化や時間という概念など、目に見えないことに価値を持っている人が多いようで、海外旅行に行ってもショッピングをするより、その土地で過ごすゆったりとした時間を楽しむことのほうが大切、という感覚があるようです」といいます。

旅行会社のツアーでは必ず提携しているお土産物屋に連れていかれ、入場料を払って観光地を訪れますが、近年日本でも個人旅行をする人が増えてきました。

そう考えると日本人の感覚も、物質主義から少しずつ離れていき、ヨーロッパの感覚に近づきつつあるのかもしれません。

以上、ヨーロッパ人に学ぶべき休暇の過ごし方についてご紹介しましたが、いかがでしょう?

どちらが良い、悪いということではありませんが、画像のようなマルタ共和国の自然を目の前にしたときは、観光地巡りもいいですが、ゆったりとその自然を満喫できる心の余裕は持っていたいものだと思います。