【マサイ通信】第26回:ケニアの僻地で『ポケモンGO』をプレイする時の注意点 「歩きスマホしてたら国境を越えてタンザニアに入ってしまう恐れがある」

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スパ(Supa)! ルカだ。マサイ族の戦士(対ライオン1勝)ルカだ。さーて、いよいよ7月も下旬に突入。ゴー(羽鳥)に対して毎日のように「はやく原稿を書け」と催促しまくる時期に突入した。オレの追い込みはハンパないぞ。戦士だからな。

そんなゴーから、「いま世界中で流行っている『ポケモンGO』って知ってる?」と質問された。実はポケモンGO、知っている。即答した。ということで今回は、オレたちマサイ族の村でポケモンGOをプレイするときの注意点をお伝えしたい。

・ここにピカチュウはいない

まず最初にお知らせしておきたいことがある。ケニアの僻地に位置する、オレらマサイ族のエリア「アンボセリ」には、残念ながらピカチュウはいない。ゴーから何度も「いるかもしれないよ?」と言われたが、断言しよう。いない! ここに何十年も住んでいるオレでさえ、ピカチュウという生物は見たことがない。だから、いない。

・アンボセリで歩きスマホする時の注意点

次に、ポケモンGOは、スマホの画面を見ながら、実際に歩いてモンスターを探すゲームだと聞いた。つまるところ「歩きスマホ」が必須なゲームであると。楽しそうだな。でも、ゲームしながらの「歩きスマホ」には十分に気をつけなければならない。

人にぶつかったり、クルマにひかれたり、線路に落ちたり……という危険があるという意味ではない。オレらのエリア「アンボセリ」では、その逆の意味で危険なのだ。

そう、特に何も障害物がないので、歩きスマホをしていても、たぶん何も起きないのだ。

何も起きなさすぎて、そのまま歩き続けて、気づいたら国境を越えててタンザニアに入国してしまう……という可能性があるのだ。これマ(マジ)な。だから、もしもアンボセリでポケモンGOをプレイするなら、絶対にパスポートは持ち歩いておけ。

・ライオンにも注意しろ

そのほか歩きスマホで気をつけることは、ライオンだ。もしもライオンが追いかけてきたら、全力で走って逃げろ。全力でだ。ライオンと戦ってきた歴史を持つオレたちマサイ族の戦士でさえ、今はライオンが出たら全力で逃げる。なぜならば、もしもライオンと戦ったら……警察に捕まるからだ。そういう法律ができちまったからだ。

もちろん捕獲しても捕まる。スマホ画面に映った茂みの中から、ピカチュウ色したライオンが出てきたとしても、今のオレらには「逃げる」という選択肢しか残されていないのさ。戦ったら捕まる。逃げなかったら食い殺される。だから逃げるしかない。つーことで、日本のみんなもライオンと対峙したら絶対に逃げろ。そんじゃな、オレセリ!

Report:ルカ(マサイ族)
意訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

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