終わった後のケアもやさしく

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米国の医学学会は病気予防の知識だけでなく、美容など生活面での実用的アドバイスもよく行っている。米国皮膚科学会は2016年6月下旬、夏に合わせて自宅で脱毛をする際のワックスの使い方に関する9つのポイントを発表した。

特に、最近増えているデリケートゾーンを脱毛する「ブラジリアンワックス」は、自宅では行わずに専門施設に行くこと、重度のニキビの治療に用いられるイソトレチノインを過去6か月間に服用した場合は、様々な副作用があるのでワックス脱毛を避けることを呼びかけている。

むだ毛を短く切り、ワックスを温める

また、自宅でのワックス脱毛は剃毛よりも脱毛効果が長持ちするが、注意して正しく行う必要があると強調した。日焼け後や敏感肌への使用は行わず、脱毛後に赤く腫れた場合は皮膚科専門医を受診するよう推奨している。同学会が公開したワックス脱毛9つのコツは以下の通り。

(1)まず、脱毛前にむだ毛を適切な長さに切っておく。むだ毛を5〜20ミリに切っておくと、ワックスを乗せやすくなり痛みも少なくなる。

(2)レチノイド(レチノール)クリームの使用は避ける。顔を脱毛する際は、むだ毛とともに顔の皮膚がはがれるのを防ぐため、レチノールを含む市販薬や処方薬は脱毛の2〜5日前から使用しない。

(3)痛みなど不快感を軽減するには市販の消炎鎮痛薬のイブプロフェン(日本の商品名『ブルフェン』)などを服用するとよい。また、脱毛30分前の皮膚への冷湿布が役立つ。

(4)脱毛部を洗浄し乾燥させる。ワックスを塗る前に脱毛部を優しく洗い、汚れや老廃物、スキンケア製品などを取り除いておく。洗った後は十分に乾かす。清潔で乾いた皮膚にはワックスがきれいに付着する。

(5)ワックスを適度に温める。ワックスの使用説明書に従って温め、少量を手首の内側に塗って温度を確かめる。痛みややけどを起こすまで加熱しないこと。

アフターケアはオイルフリーの保湿剤を

(6)ワックスを塗る。むだ毛部分の小さな面積に、毛の生えている方向に沿って塗るのがコツ。

(7)布片を貼る。ワックスを塗った後、布片を被せてしっかり押さえ、2〜3秒間置く。

(8)布片をはがす。片手で皮膚を引っ張りながら、もう一方の手で毛の生えている方向とは逆に素早く布片をはがす。わきの下などはがすのが難しい部位は、身近な人に頼むとよい。

(9)皮膚のアフターケアを十分に。脱毛後、痛みがある場合は冷湿布を当てる。熱い風呂やシャワーは避け、締めつけない衣服を着ける。毛穴をふさがない保湿剤(「オイルフリー」または「ノンコメドジェニック」と表示があるもの)を塗るとよい。