踊りながらペットボトルを振る子どもたち

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 丈夫で工作が容易なペットボトルは、工夫次第でいろんな用途に使える。そんなペットボトルの新たな活用例を教えてくれるワークショップ「SOATにじいろパレット」が7月16日、宮城県仙台市のArtGalleryそあとの庭で開催された。

 仙台市内のNPO法人東北の造形作家を支援する会(SOAT、そあと)の主催(日清製粉グループ本社協賛)。親子でふれあう時間が少ない児童館に通う子どもたちや、東日本大震災の被災地の子どもたちの心のケアを目的に定期的に開いている。今回は、仙台市内の2つの児童館に通う親子約60人が参加した。

 ワークショップは午前・午後の2部形式で、午前はペットボトルでのピザづくりに挑戦。島根県益田市のNPO法人ネイチャーキッズ寺子屋代表の大畑伸幸先生の指導のもと、子どもたちはまずピザの生地になる材料をペットボトルに投入する。それから材料がよく混ざるよう、楽しそうに踊りながらペットボトルを振る。あとは生地が発酵するのを待つだけだ。それぞれペットボトルを抱いて温めながら、ボランティアの学生と庭で遊びながら発酵を待った。

 一方、保護者は、生地の発酵を待つ間、大畑先生の講演を聞いた。大畑氏は、子ども自身が手作りの弁当を学校に持ってくる活動「弁当の日」の取り組みを紹介しながら、「子どもの成長には、誰かに喜んでもらえたという経験が大事。自分が作ったものをありがとうといってくれる家族がいることで子どもが成長する。子どもの作る力を信じて、やらせてみてください」と話した。

 講演が終わると生地はいよいよ完成。子どもたちが保護者と一緒にペットボトルのふたを開けると・・・発酵した生地が勢いよく飛び出し、“わーっ”と大きな歓声が上がる。すぐに具をトッピングして焼き、親子で仲良く試食タイムだ。

 午後は、東京学芸大学の花澤洋太准教授らと一緒に、庭に設置した木を親子で飾りつけ。子どもたちは庭から拾ってきた葉っぱや花などで思い思いの飾り付けをして、枯木をよみがえらせる。飾られた木を見た子どもらは「七夕みたい」と喜んだ。

 参加した家族は「今日はとても楽しかった。料理は苦手だが、子どもと一緒に少しずつやってみようと思う」「一日たっぷり子どもと過ごせてよかった。また機会があれば参加したい」と笑顔で話していた。