少子高齢化の深刻化、年金制度の先行き不透明さなどから、老後の生活に不安を抱えている人が増えている。還暦を迎えて第一線から退き、余生を楽しむといった生活は夢のまた夢。身体が動く限り働かねば、というのが現実なのだ。中国メディア・黄山日報は19日、「日本のおばちゃんは広場ダンスをやらない」とする文章を掲載した。文章は、61歳の日本人女性が中国を訪れ、公園に集まって「広場ダンス」をする中国の同年代女性を見た時の話を紹介している。(イメージ写真提供:(C):Zhang YuanGeng/123RF.COM)

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 少子高齢化の深刻化、年金制度の先行き不透明さなどから、老後の生活に不安を抱えている人が増えている。還暦を迎えて第一線から退き、余生を楽しむといった生活は夢のまた夢。身体が動く限り働かねば、というのが現実なのだ。中国メディア・黄山日報は19日、「日本のおばちゃんは広場ダンスをやらない」とする文章を掲載した。文章は、61歳の日本人女性が中国を訪れ、公園に集まって「広場ダンス」をする中国の同年代女性を見た時の話を紹介している。

 この日本人女性は、60歳を過ぎた今でも日本国内のレストランで働いているという。文章は「広場ダンス」をする中国の女性たちを見て驚くこの女性に対して、「今の中国人の生活レベルは高まった。きれいで大きな広場も都市建設の成果。中国のおばちゃんたちは生活を楽しんでいる」と解説したとのことだ。

 記事は、「日本の女性はダンスをするのか」と聞いたところ、日本人女性が「私たちはやらない。ダンスにかける時間も精力もない」と答えたことを紹介。さらに、日本に旅行した際にタクシーに乗車したところ、運転手がやはり60歳くらいの女性であり「生活のためにあと3年はやる」と語っていたとするエピソードを併せて伝えた。

 そして「日本では定年退職の年齢になった後も仕事を続ける人がたくさんいるようだ。今、国内では広場ダンスをするおばちゃんが増えている。国外ではおばちゃんが建物や金を買いあさっている」としたうえで、「実際、中国のおばちゃんの日々は幸せであり、生き生きとしているのだ」と締めくくっている。

 中には「私は働いている方が好きだ」と仕事を続ける人もいるが、それ以上に「生活のために仕事を続けざるを得ない」と考えている人がいるのが日本の現状ではないだろうか。確かに、中国に行って広場でダンスや体操をしていたり、公園や路地でマージャンやトランプに興じたりしているおじちゃん、おばちゃんを見ると、なんとなく羨ましい気持ちになる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C):Zhang YuanGeng/123RF.COM)