(写真提供=SPORTSKOREA)

写真拡大

世界最大のスポーツ祭りと言っても過言ではないオリンピック。そのオリンピックでメダルを獲得することは名誉なことでもある。

ただ、国際オリンピック委員会(IOC)がメダル以外の副賞や賞金を用意することはない。そこで各国がメダリストたちへのご褒美として用意しているのが、褒賞金である。

もしも韓国の選手がオリンピックでメダルを獲得した場合、以前紹介した「競技力向上研究年金」とは別に、「褒賞金」という賞金をもらえる。

その褒賞金を支給する団体の一つが、韓国のオリンピック委員会(NOC)、「大韓体育会(KOC)」だ。

韓国でメダリストが褒賞金をもらう団体は、大きく3つに分けられる。行政機関・文化体育観光部の管轄下にある大韓体育会からの褒賞金と、大韓体育会傘下にある各競技協会からの褒賞金、そして実業団チームを運営する地方自治体からの褒賞金だ。

というわけで、褒賞金の金額は決して少ないとは言えない。

大韓体育会傘下の各競技連盟・協会が発表した褒賞金を見てみよう。

韓国バレーボール連盟は、韓国女子バレーチームがリオ五輪に進出できただけで1億ウォンの褒賞金を支給した上に、オリンピックでベスト4に入ると1億、銅メダル2億、銀メダル3億、金メダル5億ウォンという褒賞金を支給する。

大韓ホッケー協会は、女子代表選手たちがオリンピックで20年ぶりに金メダルを獲得して欲しいという願いを込めて、金メダルに1億ウォンの褒賞金を掛けた。

もっとも高額の褒賞金を約束しているのは、大韓ゴルフ協会。

112年ぶりにゴルフがオリンピック正式競技に復活したことを記念し、金メダル3億、銀メダル1億5千、銅メダル1億ウォンと、豪快な金額を用意した。

“お国からもらう”褒賞金も決して少なくない。

「文化体育観光部」が今年2月に発表した“2016リオ五輪支援総合計画”を見ると、金メダル6,000万ウォン(約560万円)、銀メダル3,000万ウォン(約280万円)、銅メダルは1,800万ウォン(170万円)。

金額は年々上がっており、2012年ロンドン五輪から過去最多額の6000万ウォンを維持している。

また、地方自治体も褒賞金を準備している。柔道チームを運営する楊州市・南楊州市は所属選手たちに、「金メダル5000万ウォン・銀メダル3000万ウォン・銅メダル2000万ウォン」。

フェンシングと射撃チームを運営中の芿州市は所属選手たちに、「金メダル3000万ウォン・銀メダル1500万ウォン・銅メダル1000ウォン」という具合だ。

オリンピックで名を轟かせ、地域のイメージアップにも貢献して欲しいという願いが込められているのだろう。

今度のリオ五輪の褒賞金は、歴代最高額。例えば、ゴルフで金メダルを獲得した場合、大韓ゴルフ協会からの3億ウォンと、文化体育観光部からの6000万ウォンが支給される。それに、もし「競技力向上研究年金」を一括払いでもらえれば、プラス6,729万ウォン。計4億ウォンを超える褒賞金がもらえるのだ。

(参考記事:韓国スポーツの強さの源 死ぬまでもらえる「競技力向上研究年金」とは何?

一攫千金が待っている事実だけでも、選手たちは自ずと頑張れるはず。韓国スポーツの強さは、実にいろんな要素で成り立っている。(了)

(文=S-KOREA編集部)