こんにちは。三軒茶屋で女性の為のプライベートオーダーメイドメンテナンス鍼灸院の「アムラス鍼灸」を経営している美月綾乃です。

連載9回目のテーマは女性の永遠のテーマである"お腹ぽっこり解消ツボ"と簡単体操です。

もう夏、水着をかっこよく着こなしたいために、一生懸命ダイエットなんて女性は多いのではないでしょうか? もちろん無酸素運動と有酸素運動を合わせて、全体的に痩せることは可能ですが、なぜ下腹部だけすっきりいかないんだろう......、なんて感じたことはありませんか?

楽な姿勢にはこんなダメージが

胸から下(上腹部)はすっきりでも臍から下(下腹部)だけぽっこりの洋ナシ体系にはこんな原因があります。

1:筋力の低下
2:冷え体質
3:胃下垂
4:便秘

やはり年齢とともに多くなりやすいのは「筋力の低下」です。でもそれは長年蓄積された、姿勢の悪さから来てしまうもの。

ちょっと楽な姿勢をとってみてください。肩が丸まり、猫背、腹筋も背筋もつかっていない――違いますか? 筋肉を全然使わない姿勢こそ、楽な姿勢なのです。普段無意識に何かをしている時や、仕事をしている時、このような姿勢になっていませんか?

そうなると姿勢を保持する、インナーマッスルという腸腰筋、大腰筋という代謝に重要な筋肉が衰えやすくなり、代謝や下腹部の筋肉も低下して、ぽっこりおなかになってしまいます。

でも大丈夫、短期間ですっきりお腹にするツボ&体操でストレスのない夏にしましょう!

下腹部に効くツボはこれだ!!

<代謝をよくするツボ>

飢点(きてん):耳の穴の前、顔に小さな軟骨の突起がある真ん中 → 脳の食欲中枢を刺激して無駄な空腹感を抑えてくれるツボ。ようじの後ろ側や綿棒で痛気持ち良いくらいの圧で10回押してください。
中かん(ちゅうかん):上腹部、お臍の指四本分上 → 基礎代謝をよくし、むくみを解消してくれるだけではなく、胃のむかつきなど胃の不調を改善し、消化をよくしてくれるツボ。痛気持ち良い圧でゆっくり5秒押して5秒離すを10回。

<リラックスする神経を高めて食欲を安定させるツボ>

太衝(たいしょう):足の甲、親指と人差し指の間のくぼみ、押して響くところ
合谷(ごうこく):手の親指と人差し指の間、人差し指側の骨の真ん中くぼみで押して響くところ

どちらも自律神経の副交感神経(リラックスする神経)を高めるので、無駄な食欲をなくす効果があり。

この2つのツボは痛気持ち良いくらいの圧で、5〜10秒くらい、ゆっくり押してゆっくり離してくださいね。それを1セットとして10回くらいずつ、毎日気が付いたときに押しましょう。

<お腹に効くツボ>

二間(じかん):手の人差し指の爪、親指側の際 → ウエスト周りをすっきりさせる、食事制限の効果発揮します。ようじや爪で5〜10回押してください。

<下腹部に効くツボ>

○関元(かんげん):下腹部、お臍の指4本分下 → 老廃物の排泄をスムーズにしむくみを解消、痩せやすい体にするツボ。ここのツボに両手の中指が当たるようにおいて、腹式呼吸で息を大きく吸って10秒かけてゆっくり全ての息を吐ききるような感じで、ツボを少し強めに押してみてください。その時押している関元のツボのあたりが固く、下腹部の腹筋がしっかり使えているか意識してくださいね。

この意識こそが、お腹をすっきりするのに、とても大事になってきます! これを1日10回を毎日、プラスお仕事中トイレにいったり、休憩中などできるときに数回やるだけでも、お腹のお肉がすっきりしていきます。

日々できるダイエットセルフケア、ツボ押し生活試してみてくださいね。

美月綾乃

鍼灸師、美容鍼灸師。会社員時代に体調を崩したことをきっかけに、東洋医学を学び鍼灸師になる。 2万人の施術経験から、2011年三軒茶屋に「アムラス鍼灸」を開業。2013、2014年、2015年とisotベストサロン大賞受賞。美容鍼、産後骨盤矯正、マタニティ鍼灸、子宮メンテナンス、かっさマッサージなどオーダーメイドメンテナンスが好評。