『斎藤佑樹 (SPORTS LEGEND)』(汐文社)

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「週刊文春」(文藝春秋)にスッパ抜かれた「おねだり騒動」で、日本ハム・斎藤佑樹のイメージは地に落ちた。出版社社長にポルシェやブランド品を提供してもらっていたと報道された当日、一軍登録を抹消されたが、プロ野球担当記者からは「プロ6年目で一軍と二軍を行ったり来たりして、普通ならクビになってもおかしくないレベル」と酷評されている。あるニュース番組でスポーツコーナーを担当するディレクターは「印象が良ければ引退してもスポーツキャスターの道があったんですが、性格が悪いので、誰も使いたがらないのでは」とまで言っている。

 文春の記事では、昨年夏ごろ、斎藤が野球専門誌などを発行するベースボール・マガジン社の池田哲雄社長に高級車のポルシェ・カイエンなどをおねだり、結局はワンランク落ちる約800万円相当のポルシェ・マカンを提供されたというが、ほかにも日ごろから財布やバッグ、都内マンションなどを無償提供されていたという話だ。

 それ自体は罪ではないが、平然と高価なモノを受け取る「ごっつぁん体質」は関係者間で大不評だという。

「以前、独占取材を申し入れたら『飲みに連れて行ってください』と言ってキャバクラに行きたがったんですが、そんな経費は下りないので断ると、途端に態度が冷たくなって、球場で声をかけても無視されるようになった。どうもおかしいと思ったら、他紙で斎藤のキャバクラ代を出してインタビューさせてもらった記者がいたようなんです」(スポーツ紙記者)

 斎藤のこうした性質は、おそらく「ハンカチ王子」としてもてはやされた頃に身についてしまったものだろう。その人気を当て込み、一部テレビ局が東京六大学野球と5年契約を結んだり、メジャーリーグのスカウトが視察に訪れたりと過熱していた時期には、斎藤の独占コメントを一言もらうだけのために、局が女子アナにプレゼントを持たせて接触を図ったりもしていた。ドラフト前、プロ選抜チームとの記念試合で東京ドームが埋まると、芸能事務所が水面下で争奪戦を繰り広げ、中にはグラビアアイドルをエサに斎藤を引き寄せたところもあったという。

 斎藤は6年前、TBS系『情報7days ニュースキャスター』で密着取材をされた際、「カイエン乗りてぇ」とつぶやき、さらに「青山ってすげぇオシャレだと思うんですけど、青山に土地買うってヤバいですか」など、バブリーな欲求を公言していた。当然、それは野球で活躍し、年俸を上げて自分の金で買うべきものだが、プロで成果が出ない斎藤には「誰かに買ってもらうもの」になっていたようだ。

 そのアイドル人気はあっという間に消えうせたが、いまだ特別扱いに慣れてしまい、チーム内からは「練習しない」「指示を聞かない」という苦情が聞かれるようになっている。危機感もなくプライドだけが高くなってしまったことで、記者間では「バカ殿」なんてあだ名がつけられる始末だ。

「球団から放り出される日は遠くない。そのときは『これからはジュース1本、てめぇの金で買えよ』って言ってやりたいですね」と前出記者。引退時におねだりできる“転職先”はあるのだろうか?
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)