中国経済の減速が続くなか、中国企業の支払いサイトが長期化しているという。買掛金の支払い延滞の発生や、平均延滞日数の増加といった問題も顕著になっている。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国経済の減速が続くなか、中国企業の支払いサイトが長期化しているという。買掛金の支払い延滞の発生や、平均延滞日数の増加といった問題も顕著になっている。

 中国メディアの参考消息網はこのほど、ドイツメディアの報道を引用し、中国企業の買掛金の支払いサイトが伸びてきていると伝えた。

 記事は、ユーラーヘルメス信用保険会社が公表した調査結果を紹介。同調査によると、中国企業の支払いサイトは調査対象となった36カ国で最も長い92日だったと紹介。世界平均が64日だったことを考えれば、1.5倍も長いことになる。

 続けて、中国企業の支払いサイトが伸びている理由の1つとして「中国の景気悪化」にあると分析。実際、前年度の調査の平均88日からさらに長くなっていることは、中国企業の経営状況が悪化していることをを示していると言えよう。

 別の理由は「上場企業が現金を大量に保有しているため、返済延期に耐えられること」にあるという。中国では銀行による融資の条件は非常に厳しく、大量の現金を保有している上場企業は、顧客の支払い期限の延長に関する要望を受け入れることで、顧客を獲得している面もあるようだ。

 中国はもともと不払いや踏み倒しの多い国とされている。中国に進出する日本企業にとっても、中国企業による踏み倒しはリスクの1つと認識されているが、ただでさえ不払いが多いなかで返済期限の遅延が生じているのはリスク以外の何ものでもない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)