豊臣秀吉は超小型だったと判明

写真拡大

 小学校の頃から学んだ歴史の教科書により、我々は偉人の顔を想像することはできるが、身長や体重についてはまったく未知だ。しかし、『日本史有名人の身体測定』(KADOKAWA)の著者で、歴史小説家でありながら現役の整形外科医でもある篠田達明氏は、肖像画や衣服、甲冑、書物、さらには上腕骨の長さなどから偉人の体型を推定している。歴史上の偉人たちは、どんな体型だったのか。

 戦国時代の武将たちは荒々しく武骨なイメージの偉人が多い。彼らの実際の体型はどうだったのか。川中島の合戦をはじめ、ライバルとして知られる上杉謙信と武田信玄には、意外な共通点があった。

「上杉謙信は肖像画や着衣の寸法などから160cm、80kg、武田信玄も鎧などから162cm、75kgの肥満体だったと推察できます」(篠田氏)

 日本を代表する二大武将は、まさかのメタボだった。天下統一へ導いた「三英傑」と呼ばれる織田信長、豊臣秀吉、徳川家康にも思いがけない事実があった。

「信長は170cm、61kgという引き締まった体で比較的健康だったようですが、実は下戸という説もある」(同上)

 戦国ドラマでは、信長が家臣と酒を酌み交わすシーンをよく見かけるが、どうやら史実ではなさようだ。

「一際小さかったのは秀吉。彼と会ったオランダ商館長のティチングは50インチ(127cm)と書いているが、さすがに小さすぎる。その他の書物の記述などを参照して、140cm、45kgという超小柄だったと割り出した」(同上)

※週刊ポスト2016年7月22・29日号