銀座というと老舗和食や高級フレンチが多いかと思いきや、なぜかこの街にはインドレストランやカレー店が多い。

でも、さすが銀座のカレーは、各店ともこだわり抜いた逸品ばかり。今週はランチやディナーに、ちょっと銀座でカレーでもいかが?



驚異のコスパの「特選ダブルコンボランチ」。スモールサラダ、サモサ(揚げパイ)、パパド(豆の揚げ煎餅)、サブジ(インド風野菜煮込み)、チャパティ(全粒粉の素焼きパン)、ライス。
有名な「カシミールカレー」も選べる『デリー銀座店』のお得ランチ!

銀座


老舗のカレー専門店『デリー』。創業が昭和31年の上野本店と変わらぬ味が味わえる銀座の人気店だ。主役となるカレーはインドの手法を軸に、日本の風土に合うように味を改良している。

この店のランチなら、カレーを2種選べて、タンドーリチキンティッカも付いた「ダブルコンボランチ」がお得。押さえておきたいカレーは、創業以来人気のあと引く辛さのスパイスカレー「カシミール」と、対比的に濃厚な味わいの「カラヒ」で決まり!

人気の「カシミール」は、一度食べたら絶対にまた食べたに来たくなる味。しかしただ辛いだけでなく、ベースにある野菜や林檎、そして15種類以上の香り高いスパイスの味わいが癖になる!

パキスタン風カレー「カラヒ」のベースは、甘味を引き立たせた玉葱と酸味のあるトマトに、粗引きスパイスの香りを効かせ、とろみとコクがあるカレーだ。深い旨みと辛さがたまらない味。



タンドーリチキン(フル¥1,720)

サイドの人気メニューは、タンドーリチキン! 13種類のスパイスと自家製ヨーグルトに2日間漬け込んだ骨付き鶏肉を焼き上げた名物料理だ。

鉄板皿の上でソースがぐつぐつとたぎる。煮詰めたソースと皮付きのジューシーな肉が濃厚で、ビールを飲むピッチが早まりそうだ。この夏、足を運びたい名店だ。




ムルギーランチ ¥1,500
日本初!時代を超えて愛される本格インドカレー『ナイルレストラン』

東銀座


1949年創業の、日本に初めて本格インド料理を広めたことで知られる老舗インドカレー店がこちら!

歌舞伎座の近くにあるため、役者さんをはじめ、芸能人にも多数のファンがいる有名店だ。

こちらの店のおすすめはムルギーランチ。というよりもランチ時に席に座ると、名物店主が半ば自動的に「ムルギー1つね」と注文を取りに来るのだ。



それだけではなく、ムルギーカレーが到着すると「混ぜて食べてね〜」と食べ方も進めて来られる。

しかし、ここは身を任せるのが吉。カレーの旨みが混然一体となり、深い味わいが生まれるのだ。

カレー好きなら一度は味わうべき、銀座カレーの一番の老舗だ。


閉店を惜しまれ、復活を遂げたカライライスとは?



カイバル特製! 香味チキンカレーとナン
多彩なワインとタンドール料理のマリア―ジュ『タンドール料理専門店 カイバル』

銀座一丁目


インド料理店の中では数少ないタンドール料理の専門店。高温のタンドール釜でジューシーに焼き上げた肉や野菜は、お酒のつまみにも最適で、なかでもワインと相性がいい。

ワインリストはスパイシーな料理に合うインドワインが中心で、「辛い料理には白を、バターチキンなど、こってりした料理には濃厚な赤を試してほしい」とか。その言葉どおり、肉の旨みたっぷりのタンドリーチキンには赤を、鮮烈な辛さの香味チキンカレーに、辛みを中和させるスパークリングを合わせて、魅惑的なマリアージュをぜひ堪能してみてほしい。



カイバルスペシャル 3種のカレーが楽しめるランチ。骨なしタンドーリチキン2種、海老、カリフラワーグリル付き。¥1,550





辛来飯(つんかま)¥800
銀座でカレーといったらこの店は絶対ハズせない!『ニューキャッスル』

銀座一丁目


辛来飯と書いて「カライライス」。量のチョイスは京浜東北線の駅名(写真は「つんのめった蒲田」で「つんかま」)というユーモアたっぷりの店は、昭和21年創業。

“聖地”と呼ぶファンもいる名店だ。3代目が守る昔懐かしいカレーの味は今も健在!



2012年、震災の影響で惜しまれながら閉店した店を翌年に復活させたのは、元は常連客だったという3代目・飯塚健一さん(中央)。2代目の宮田博治さん・美佐子さん夫妻とは、本当の親子のような間柄だ。

こういった味の絆も、また銀座らしいといえる。


ジョン・レノンも足を運んだ喫茶店のカレーとは?



スパイシーチキンカレー
ジョン・レノンも来店した喫茶店で味わう本格カレー『Flor de café 銀座 樹の花』

東銀座


古きよき喫茶店の雰囲気満点のこちらの店は、昭和54年のオープン4日目にジョン・レノンとオノ・ヨーコが訪ねたことでも有名。

南インド出身のスタッフ直伝のカレーは家庭料理のレシピがベース。本格派だがどこか懐かしい、クセになる味だ。




千葉さんのカツレツカレー¥1,400
名野球選手の一言で生まれた老舗洋食店の元祖カツカレー『銀座スイス』

銀座


昭和22年創業の洋食店。名物は、元巨人軍の故・千葉茂氏のリクエストから生まれたカツカレー。

たっぷりの野菜をすりおろしてじっくり煮込んだカレーと洋食店の上品なカツレツというゴールデンコンビは、世代を超えて愛され続けるのも納得の味だ。




イエローカレー¥700。プラス¥130からヒヨコ豆やタンドリーチキンなどのトッピングも可能。写真はチキンのトッピング
カレーファンをうならせる手間ひまかけたカレー『ハレギンザ』

銀座


もともとバーとして営業していたが、ランチに出したカレーの味が評判を呼び、今では6種の個性豊かなカレーが看板メニューに。

最も辛い「イエローカレー」は、野菜やココナツミルクの複雑な旨みとタイの唐辛子、ピッキーヌのホットな辛さが特徴。


銀座なのに1,000円しない絶品カレーも!



野菜のデトックス薬膳酵素カレー¥2,800
『銀座カフェ-Bistro-』の野菜のデトックス薬膳酵素カレー

銀座一丁目


疲労回復やアンチエイジングは、現代人にとって欠かせないテーマ。医師と薬剤師がメニューをプロデュースするこちらは、そんな風潮にぴったりの“食べて元気になる”ビストロだ。「野菜のデトックス薬膳酵素カレー」は、塩分や油分を極力控え、生薬やスパイスで疲労回復など、健康に役立つ配合に調整された一品。

約20種類そろうワインのほか、リフレッシュ、胃腸を整えるなど、体調に合わせて選べるハーブと生薬を漬け込んだ8種類のハーブ・生薬ワインもある。薬膳酵素カレーと合わせれば身体の内側からきれいになれるはず。




「欧風ビーフカレー」は、黒澤さんオススメの白ワインと。
『Kuro-Bar』ピアノバーで味わうデミ系欧風カレー

新橋


ランチはカレーショップ、夜はピアノバーという異色の店がこちら。

店主の黒澤佳代子さんが昼夜を問わず仕込むカレーは、銀座にあった某有名カレー店の味を引き継いだもので、国産牛ほほ肉を贅沢に使用した欧風デミグラス系のコク深い味。

淡路産玉ねぎの甘みとスパイスの辛みが絶妙なバランスだ。限られた大人が口にできる、夜の銀座のこの上ない美食といえよう。